能登地方で震度5強「元日の地震で割れてなかった部分が割れたか」直後に聞いた “専門家の反応” 一週間程度は同じ規模の揺れに注意 富山

3日朝、石川県能登地方を震源とする地震があり、輪島市や珠洲市で震度5強を観測、富山県内でも震度3を観測しました。今回の地震で専門家は、 “元日の震源とはちょっとズレている” として “これまで割れてなかった部分が割れたではないか” と話し、引き続き同じ規模の揺れに警戒が必要だと話しています。

3日午前6時31分ごろ石川県能登地方を震源とするマグニチュード5.9と推定される地震がありました。

石川県輪島市、珠洲市で震度5強を観測、富山県内では富山市、滑川市、舟橋村、立山町、高岡市、氷見市、小矢部市、南砺市、射水市の9市町村で震度3の揺れを観測しました。

気象庁によりますと、この地震で若干の海面変動は観測されましたが、津波の被害は確認されていません。

地震に詳しい専門家は次のように話しています。

富山大学 竹内章名誉教授:「元日の地震の震源とは同じではなくて、ちょっとズレているんですけれど、その点でいうと、“これまで割れていなかった部分が今回割れたのかな” という感じはします。大きな目で見ると元日の地震の余震の一つにはなると思うので、これとほぼ同じくらいの地震が続くかもしれません。南東側に少し位置がズレているので、余震にしては規模が小さいですけれども “新しい割れ目” ができたのではないかという印象は受けます。元旦の地震の割れ残りがあるという話は専門家のなかであるので、最初はそちらが割れたのかなと思ったんですが、そうではなかったんですけど、その東方の地震っていうのも警戒をしておく必要かと思います」

気象庁は今後1週間ほどは同じ程度の揺れが起きる可能性があり注意を呼びかけています。

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