大谷翔平の「両親に称賛の言葉を」 エ軍時代から知る名物レポーターが語る“人間性”

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

モタ氏は2022年にエ軍レポーターからド軍に移籍「再会できることを祈っていた」

ドジャース・大谷翔平投手の誕生を心から待っていた人がいる。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」で実況、解説を務めるホセ・モタ氏は2022年2月までエンゼルスのレポーターを務めていた。「ドジャーブルーの彼と再会できることを祈っていたから、とても感謝しているよ」。当時を振り返って喜んだ。

モタ氏が大谷のドジャース入りを知ったのは孫の誕生日パーティの時だった。突然、電話が沢山なって、大谷のインスタグラムの投稿を確認すると青いドジャースマークの投稿が。「ホッとしたよ」と笑う。

2002年から2022年2月までエンゼルスの地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」でレポーターを務めた。大谷がエンゼルスに加入した2018年以降は「サンシン」など、日本語で解説する場面も。昨年も2週間日本旅行に行った親日家だ。

「2022年以降、ドジャースのレポーターとしてここにいたとき、彼のパフォーマンスを見るのが本当に好きだった。彼はいつもフレンドリー。選手としてもスーパースターだし、人間としてもスーパースターだからね」

今季、大谷は水原一平被告の騒動がありながらもここまで打率.322、14本塁打、38打点、OPS.988をマークしている。「ショウヘイの集中力。ルーティンが変わり、史上最高の契約を結んだことによる期待、水原問題で感じる雑音などあったけど、彼は純粋に野球を楽しんでいる」と見ている。

モタ氏は両親にも言及。「私は心の底から、彼の両親に称賛を贈りたいんだ。彼らは、こんなにも自制心のある子に育てたんだ。仕事でも、プライベートでもね」。自らの子について語るように、誇らしそうに話していた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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