消費者物価指数「106.7」 再エネ賦課金が影響し前年同月比1.9%上昇

東京23区の4月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数で106.7となり、2023年4月と比べて1.9%上昇しました。指数の上昇には電気代の高騰が影響した形です。

総務省が30日に発表した生鮮食品を除く消費者物価指数は、2020年の指数を100として「106.7」となっています。

再生可能エネルギー普及に向けて電気代に上乗せしている賦課金が引き上げられたことで、電気代が前年同月に比べて13.1%上昇したことが影響しました。

また、生鮮食品以外の食品では調理カレーが22.3%、せんべいが17.6%上昇しました。

一方、4月から始まった東京都の高校授業料実質無償化を受け、私立高校の授業料の分野では61.7%下落していて、4月に続いて指数の伸び率は鈍化しています。

東京区部の指数は、全国の物価動向の先行指標となります。

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