「皿川カヤック乗り体験」 国体選手も駆けつけ指導 楽しい休日に/岡山・津山市

佐良山住民自治協議会と佐良山学区青少年健全育成会主催の「皿川カヤック乗り体験」が2日、岡山県津山市の皿川で開かれ、佐良山小児童と保護者たち計54人が地元の自然にふれながら楽しい休日を過ごした。

川に親しみを持ち、安全で正しい遊び方を学んでもらおうと毎年恒例で開催。本年の国民スポーツ大会(10月開催)に出場を予定している平福のカヌースラローム選手・柴田実千代さん(48)をはじめ、柴田さん所属する建部カヌークラブの延江直基さん(38)、俊基さん(36)兄弟ら6人が指導員となり、パドルの持ち方や漕ぎ方を教えた。

ライフジャケットを身につけた子どもたちは、柴田さんらに手伝ってもらいながらカヤックに乗った後、早速出発。初めは思うようにパドルを扱えずに苦労する姿が見られたが、しばらくするとコツをつかみ、船体を上手にコントロールしながら心地よさそうに水面を進んでいた。

初めて参加したという4年・宇田津來人さん(9)と妹の2年・美琴さん(7)は「曲がるのが難しくて、一生懸命パドルを動かしてチャレンジしてみたらできるようになった。とてもうれしかった」「楽しかったので、また参加したい」と笑顔で話していた。

柴田さんらに指導を受ける子ども

© 津山朝日新聞社