川柳講座25人が楽しむ 相模原市中央区

参加者にアドバイスを送る水野さん(SUMOの黒いTシャツ)

水野さん腹立つ

川柳作家、水野タケシさん(南区相模台在住)による川柳講座が5月19日、南区麻溝台の市立市民健康文化センターで行われ、愛好家ら25人が参加した。

当日は参加者が句を持ち寄り、評価をし合う「句会」を実施。水野さんが用意した課題は「腹が立つこと」。参加者は川柳初心者の人も多かったが水野さんから直接アドバイスを受けながら、必死にペンを走らせていた。集まった句に対し、水野さんが「どれも良い句で段々腹が立ってきた」と会場を笑わせる場面もあり、わきあいあいとした雰囲気の中で進められた。全員からの句の中でもっとも評価を得たのは、「セルフレジ金を入れろとあおられる」という新しい社会のシステムに慣れない高齢者の嘆きを詠んだものだった。

「相撲と同じ」

なお上手に句を詠むポイントについて水野さんは「最初にインパクトを、最後にオチを持たせる」「相撲と同じで、掴んで(五)回して(七)前に出る(五)」などと解説。水野さんは地元エフエム局などでも選句コーナーをもっており、参加者には日頃からの投句を呼び掛けていた。

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