幕張メッセ音楽イベント後の「先輩後輩写真」が沸騰 TOBEだけじゃない“辞めジャニ第三極”の重要度

岩橋玄樹  ※画像は岩橋玄樹の公式インスタグラム『genki_iwahashi_17』より

6月1、2日に千葉県の幕張メッセイベントホールで音楽やファッションなど、ジャンルの枠を超えたポップカルチャーに出会えるフェス『Yogibo BOOM TOKYO2024』が開催された。同イベントでは元King&Princeの岩橋玄樹(27/21年3月末退所)と7ORDERという辞めジャニの共演が実現。イベント終了後には7ORDERがX(旧ツイッター)で岩橋との記念写真も公開。大きな注目を集めている。

7ORDERは、2016年に旧ジャニーズJr.の7人組ユニットLove-tuneとして結成されたグループ。18年11月末に真田佑馬(31)、諸星翔希(29)、萩谷慧悟(27)、阿部顕嵐(26)、長妻怜央(25)、12月末に森田美勇人(28)、翌19年3月末に安井謙太郎(32)と全員が事務所から退所し、その後合流。20年3月に7ORDERとしてCDデビューを果たした。その後、23年6月に森田が脱退し、24年5月には阿部が俳優業への専念(脱退ではない)を発表。ライブツアーを含む音楽活動は5人体制へ移行し、現在に至る。

7ORDERは旧ジャニーズ時代の岩橋の先輩にあたるメンバーが多いこともあり、記念写真には、

《げんきくんといる時のやっさん(安井)、ちょっと先輩な顔してて好き(笑)》
《7ORDER先輩のステージもとても素敵でしたまたいつか、コラボが見られますように》

といった声も多く寄せられている。

「岩橋さんと7ORDERは以前から交流があって、5月12日開催のイベント『Z祭 SUPER LIVE!!!!!!!!!』でも共演し、記念写真を撮っていました。

また、2組とも旧ジャニーズ時代のタレントとの交流が現在も続いていて、特に7ORDERの場合は、ガッツリと共演も果たして注目を集めましたね」(女性誌編集者)

7ORDERは5月22日、公式YouTubeチャンネルで『5周年記念特番』を行なったが、メンバーでは特に安井と仲が良かったKis-My-Ft2の千賀健永(33)がサプライズで登場し、自身がデザインした靴をメンバーにプレゼントした。

岩橋が所属していたキンプリは23年5月から高橋海人(25)、永瀬廉(25)の2人体制となり、平野紫耀(27)、岸優太(28)、神宮寺勇太(26)の3人は現在、Number_i(23年10月結成)として活躍しているが、岩橋は両グループともインスタライブで接触していて、その都度ファンの注目を集めている。Number_iが2月9日、キンプリが5月4日に行なったインスタライブ、どちらにもコメントを投稿していたのだ。

■STARTO社サイドにもメリットがある辞めジャニと現役の交流

岩橋はNumber_iには《ずっと応援してるよ!》、キンプリには《おめでとう!》など複数のコメントを投稿していて、平野らメンバーも配信中に《いわち元気してるかー?》(平野)と反応。高橋は自身のアカウントのストーリーズ機能で《インスタライブ 愛しの兄が見てくれてた!玄樹くん乾杯~》と、リアクションしている。

「最近では、“辞めジャニ”といえばNumber_iを筆頭に滝沢秀明氏(42)のエンターテインメント会社『TOBE』所属タレントのイメージが強いですよね。そのTOBEには、辞めジャニが一気に移籍したような流れがあったので苦手意識を持つファンも多いですが、岩橋さんや7ORDERなど、それとは別の独自の立ち位置にいるタレントも多い。

千賀さんと7ORDERの共演は、旧ジャニーズ(現『SMILE-UP.』)が4月からSTARTO ENTERTAINMENTの新体制に移行したことも大きいでしょうが、こうした交流は、STARTO社サイドにとっても非常にメリットのある話でしょうね」(芸能プロ関係者)

STARTO社は旧ジャニーズとは完全に別会社として始動したが、いまだに風当たりは強い。

NHKは5月22日の定例会見、テレビ東京は5月30日の定例会見で、STARTO社タレントの新規起用は、引き続き見合わせる方針を示している。

「昨年10月に旧ジャニーズ事務所が消滅するまで、業界内にまん延していた強い“忖度”の影響もあり、辞めジャニと現役ジャニーズは共演できなかったり、エピソードトークで脱退メンバーの名前を出すことさえ許されないような、一般社会的には“異常な状態”が長らく芸能界では続いていました。

逆に言えば、7ORDERと千賀さんの共演のようなことが盛んに行なわれれば、もはや、退所者と現役の垣根がないことを公にアピールできるチャンスでもあるんです。そうなればあらためて圧力や忖度が消滅し、STARTO社が旧ジャニーズとは違うという証明にもなってくるでしょう。

もちろん、NHKやテレ東が問題視しているのはそうした部分だけではなく、SMILE-UP.の被害者への補償の件、そして同社とSTARTO社との関係性も注視しているわけですが、事務所がかつてと大きく違って、“開かれている”ことをアピールできることは大きなプラスでしょうね」(前同)

TOBEとも違う、岩橋や7ORDERなど個人で活動している“辞めジャニ第三極”。彼らの存在も、STARTO社の未来に大きく影響していきそうだ――。

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