ウォーターサーバーの案内がよくきます。「ミネラルウォーター」を買うのと比べると1ヶ月の料金はどれくらい違いますか?

ウォーターサーバーとペットボトル1ヶ月分の料金を比較

ウォーターサーバーとペットボトルの水では、どちらがお得なのでしょうか。成人の水の必要摂取量は個人の生活活動レベルによって異なりますが、今回は1日あたり2リットル摂取した場合について比較します。

また、ウォーターサーバーを利用するには電気代や水の配送代がかかるため、あわせて紹介します。

ウォーターサーバーとペットボトルの水代の比較

ウォーターサーバーとペットボトルの水の場合、1ヶ月の水代はどれくらい変わってくるのでしょうか。1日2リットルの水を飲む場合の、ウォーターサーバーとペットボトル500ミリリットルと2リットルの価格の比較を、図表1にまとめました。

【図表1】

※筆者作成

図表1で計算した結果、お得に水を購入するには水2リットルが1番安いことが分かりました。

電気代と配送料を比較

ウォーターサーバーは水代以外にも設置に電気代、水の配送料がかかりますが、配送料無料で対応している会社もあります。電気代は設置機種や環境、使用頻度によって異なりますが、1ヶ月で約400~1000円です。なかには電気代が月250円~と、消費電力をおさえられる機種もあるため、その場合はそこまで負担になることはないでしょう。

一方でペットボトルをECサイトで購入する場合、会員登録や一定の料金以上購入すれば配送料無料になるケースがあるため、上手に活用すれば0円です。ペットボトルは、当然電気代がかかりません。したがって、ウォーターサーバーを利用する場合は、あらかじめ購入検討の機種が、1ヶ月の電気代はいくらくらいかかるのかをチェックしておくと安心です。

ウォーターサーバーとペットボトルのメリット

ウォーターサーバーとペットボトルにはどのようなメリットがあるのでしょうか。それぞれのメリットを紹介しますので、ウォーターサーバーの契約を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

ウォーターサーバーのメリット

ウォーターサーバーのメリットは主に次のとおりです。

__●冷水と温水の使い分けができる
●災害時の備蓄水となる
●重い物を持たずにすみ、買いに行く手間がかからない__

ウォーターサーバーは冷水と温水の蛇口が備えられているため、自分や家族に合った使い方ができます。また、注文をすれば重たい水を自宅まで届けてくれるので、水を買いに行く手間も省けます。

地震や停電などの災害時で水道水の供給が止まった場合も、復旧を待たずに飲料水の確保が可能な機種が多くあります。あらかじめ自宅に予備を置いておけば、いざというときも安心です。

ペットボトルのメリット

では次に、ペットボトルのメリットについて見ていきましょう。

__●外に持ち運べる
●コストをおさえられる
●好きな商品を選べる__

500ミリリットルサイズの水であれば外に持ち運びができるため、外出が多い方に重宝します。また、ウォーターサーバーと比べると安価で購入できるので、水代をおさえたい方にもおすすめです。

ミネラルウォーターは数多くの種類があるので、軟水や硬水、サイズや味など好みの商品を探せるでしょう。スーパーやコンビニなどで気になる商品があれば試してみて、気に入った商品を通販で購入すれば買いに行く手間も省けます。

水の購入は自分や家族の状況や住居環境などから考えて決めよう

ウォーターサーバーもペットボトルもそれぞれにメリットがありますが、長く続けるうえで価格を重視したい方は2リットルのペットボトルがおすすめです。しかし、ウォーターサーバーは価格が高いですが、ペットボトルにはないメリットが多くあります。

世帯人数や設置環境によって、ウォーターサーバーの必要性は変わります。自分の状況や経済状況などから、よく考えてよく考えて決めましょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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