髙橋ひかる主演で「顔に泥を塗る」実写化! メークで人生を変える人生逆転ラブストーリー

7月13日からスタートするテレビ朝日系土曜ナイトドラマ「顔に泥を塗る」(土曜午後11:30)で、同局ドラマ初主演を務めた「ハレーションラブ」(2023年)以来、約1年ぶりの出演となる髙橋ひかるが主演を務めることが決まった。

「顔に泥を塗る」の原作は、SNSで大きな反響を呼んだヨシカズ氏原作の人気漫画「顔に泥を塗る」(ゼノンコミックス/コアミックス)。自尊心が低めで周りに気を使ってばかりの主人公が、好きなメークをしてまぶしいくらいに自由に生きるメーク男子と運命的な出会いを果たす。そんな彼に奇麗なメークを施してもらった時、これまで抱いたことがない高揚感を覚えるが、奇麗になった自分を彼氏も喜んでくれると思っていた矢先、これまで優しかった彼氏から思ってもみなかった反応が返ってくる。メークの力で前を向き始めた主人公が、モラハラ男へと一変した彼氏へ立ち向かい、自分の人生を取り戻す“人生逆転ラブストーリー”となっている。

初のラブサスペンスに挑んだ主演作「ハレーションラブ」では繊細な演技を披露した髙橋が本作で演じるのは、派遣社員としてデパートの受付で働く柚原美紅。自分に自信がなく、周りに気を使ってばかりの美紅は、エリート弁護士の彼氏・結城悠久(通称・ハル)の「清楚でいてほしい」という希望に合わせて、控えめの化粧しかしない毎日。そんなある日、メーク男子・高倉イヴに偶然出会ったことで、美紅に変化が訪れる。大好きなメークに合わせて時にレディースファッションも楽しむイヴは、美紅にはまぶしいほどに輝いて見えたのだ。そんなイヴに憧れの赤リップのメークをしてもらい、生まれて初めて自分のことを奇麗と思えた美紅は、きっとハルも喜んでくれるはずと思ったが、ハルの反応は思っていたものとはまるで違っていた。この美紅のメークをきっかけに、優しかったハルがこれまで見たことがないような恐ろしい一面を次々見せていくことになる。

原作を読んだ際、髙橋は美紅に対してもどかしさやある種のいら立ちなどを感じたという。しかし「このいら立ちは自分自身と重なる部分があるからこそ感じるものなんだ」との気づきがあり、「保身に走ってしまうところなど、私にも共通する部分なのに、客観的に見ていると『ずるいじゃん』や『なんでそうなっちゃうの?』と思ってしまったりして…。でも読み進めると、美紅は感情に素直な子なんだということが分かってきて、むしろ感情に真っすぐでいいなという印象に変わりました」と心情が変化していったと明かす。「それからは、美紅を知るほどいとおしく感じるというか、人ごとじゃないように感じるようになりましたね」とより親近感を感じられるようになったそう。

メークをきっかけに主人公の運命が変わっていくドラマということで、“メーク”について聞いてみると、「私は割と日常生活では色を取り込まないタイプだったのですが、お仕事を通して強い色のブルーや赤などの物を身につけたりチークやネイルを塗ったりした時に、自分自身も強くなれた気がしたんです。それをきっかけに好きな色を身にまとえるようになったので、メークや色は自由の象徴だなと感じています」と自身の体験を語り、「最近ではパーソナルカラーや骨格診断で指標が見つけやすいからこそ『そっちの方が似合うよ』と人にも言いやすい世の中でもあり、イヴくんみたいにメークやファッションは自分の内面を表に表現できるものだと思うので、自由に楽しんでいいんだということを、作品を通して感じていただけたらなと思います」と好きなものを好きなように表現するべきと呼びかけた。

また、本作の見どころについては「これまで自分の好きなものを内に閉じ込めていた美紅が、イヴくんのメークによって自分の好きなものに気づいてワクワクしていく時の表情」を挙げ、「好きだと感じた小さいときめきに気づいてほしいですし、大切にしてほしいなと思うので、美紅をはじめ、それぞれのキャラクターのささいなときめきとかワクワクを映し出しているシーンを見て『“好き”ってもっと気軽でいいんだ』とか『“楽しい”って表現していいんだ』と思っていただけたら」とポイントを伝えた。

さらに「誰もが抱える悩みを、それぞれのキャラクターが何かしら持っていると思うので、自己投影して見ていただいたり、私自身もたぶんこの役を通して強く生きるヒントをもらえる気がしているので、作品を通して皆さんが毎日を楽しく強く生きるヒントが何か送れればいいなと思っています。美紅が強くなっていく姿を見守ってもらえるよう、精いっぱい頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。

そして、原作のヨシカズ氏は「数多の作品の中から『顔に泥を塗る』を見つけていただきうれしく思います。主人公の美紅を演じてくださる髙橋ひかるさんはとても華やかで美しい俳優さんですが、同時に純真で謙虚な雰囲気も感じられ、自分がイメージする美紅にぴったりでした。脚本も面白い展開を多々入れていただいており、リアルな美紅たちのドラマを見られることを今から楽しみにしています」と喜びをつづっている。

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