PeopleX、シードラウンドで16.1億円の資金調達実施 WiL、ナレッジワークCEO麻野氏らから

エンタープライズ向けHR事業を推進するPeopleXは、16.1億円の資金調達を実施した。調達した資金は、プロダクト開発の推進並びに事業化に向け活用する予定。

資金調達概要

  • 調達金額:16.1億円

第三者割当増資引受先(順不同)

  • WiL(リードインベスター)
  • Angel Bridge
  • One Capital
  • THE CREATIVE FUND
  • UB Ventures
  • 有安 伸宏氏(起業家・エンジェル投資家)
  • 麻野 耕司氏(株式会社ナレッジワーク CEO)
  • 福島 良典氏(株式会社LayerX 代表取締役CEO)
  • 福山 太郎氏(Fond創業者)

出資者からのコメント

WiL ジェネラルパートナー兼共同創業者 松本 真尚氏、プリンシパル 小梶 新氏

橘さん率いるPeopleX社の旅路に、創業時よりリード投資家として参画する機会を頂けたことを大変嬉しく思います。労働人口の減少やキャリア意識の変化により、新卒一括採用/終身雇用・年功序列型の雇用慣行が長らく支配的であった国内市場は今、大きな転換期を迎えています。

そのような中、当社が提唱する「エンプロイーサクセス」が日本でも当たり前のものになると確信しています。身を焦がす程の情熱を内に秘める橘さんの壮大なチャレンジを、WiLとして全力で支援して参ります。

Angel Bridge 代表パートナー 河西 佑太郎氏、アソシエイト 三好 洋史氏

生産年齢人口の減少や人材の流動化など、日本の労働市場を取り巻く環境は激変しており大きな転換点を迎えています。PeopleXは管理者だけではなく従業員にも光をあてたプロダクトを多面的に提供していくことで会社と従業員の双方にとって望ましい組織のあり方を構築することを目指しており、従来の雇用/育成モデルからの転換の一翼を担う存在になると考えています。

長年続いてきた組織のあり方を時流に合わせた形に変革していくことは一見無謀にも思える大きな挑戦ですが、クラウドサインを通じて日本の判子文化を変革してきた橘CEOであれば、圧倒的な覚悟と情熱のもとに変革を推進出来ると固く信じております。PeopleXの目指す未来の実現に向けて、Angel Bridgeとしても全力で伴走していきます。

One Capital 代表取締役CEO 浅田 慎二氏

橘さんが新たに起業されたPeopleXが掲げる「社員を成功させることで、企業を成長に導く」というMissionに深く共感し 、投資をさせていただきました。クラウドサインでの成功を支えた橘さんのリーダーシップとビジョンには、深い信頼を寄せています。AIを中心に大きく時代が変わるこのタイミングでPeopleXの取り組みが多くの企業に新しい価値をもたらすと確信しています。この新しい挑戦を通じて、共に成長できることを楽しみにしています。

THE CREATIVE FUND 三浦 崇宏氏

橘さんをスタートアップビジネス界の李牧と名付けたのは、三浦だったと記憶しています。

戦略性、広い視野、そして何より苛烈なまでの使命感。まさに、乱世の中心にいて、戦の返り血に塗れながらも、平和を望んで戦い続けた大将軍そのもの。令和の李牧は、暗君に支えることなく、ユーザーとプロダクトに奉じて戦いぬき、必ず天下を取ると信じています。

株式会社UB Ventures 代表取締役 マネージング・パートナー 岩澤 脩氏

労働人口減少に突入した日本では、新卒中心の伝統的雇用システムから中途中心のジョブ型雇用システムへの急転換が求められています。人が減り人材流動性が高まるなか、日本企業がこのパラダイムシフトに対応できるか。その成否が日本の生産性向上に直結するといっても過言ではありません。

PeopleXの存在意義は、ソフトウェアにおける価値提供にとどまらず、HRインフラ企業として新時代の従業員と企業の関係をデザインすることにあります。従業員のエンゲージメントを高め、日本の生産性向上を実現できるか、スタートアップの枠を超え日本の未来を担うPoepleX、橘さんの挑戦をシード期から伴走させていただけること嬉しく思っています。UB Venturesはそのビジョンの実現に向けて全力でサポートをさせていただきます。

有安 伸宏氏(起業家・エンジェル投資家)

「巨大な市場で、大きな資金を調達し、強い使命感をもって、数十年単位でコミットする」。スタートアップのお手本のような挑戦を始めた橘さんのPeopleXへ、株主として参画できることを光栄に思います。創業時のエンジェルラウンド、及び今回の大型シードラウンドの両方にて出資させていただきました。競合ひしめく国内HR市場において、王道的かつ野心的なアプローチのPeopleXが勝ち上がっていくことを全力で支援したいと考えております。

麻野 耕司氏(株式会社ナレッジワークCEO)

同世代の経営者として、橘さんからこれまで様々な刺激を頂いてきました。僕にとって同志であり、ライバルとも言える大切な存在です。今回、そんな橘さんの挑戦の機会にご一緒できることになり、心から嬉しく思っています。PeopleX社が橘さんの素晴らしいリーダーシップにより、エンプロイーサクセスをこの国に広げていってくれることを楽しみにしています。

福島 良典氏(株式会社LayerX代表取締役CEO)

橘さんには、起業家として様々なものを学ばさせていただいてます。そんな橘さんとご一緒できる機会を嬉しく思います。Go PeopleX!

福山 太郎氏(Fond創業者)

エンプロイーサクセスは北米で非常に成長している市場であり、働き方改革が重要視される日本でも今後間違いなく注目される市場です。そのような市場に、創業初日からコンパウンドスタートアップ戦略を展開される橘さんの想いに感銘を受け、この度投資させていただきました。私の北米でのHR SaaSスタートアップの経験を活かし、全力でサポートしていきたいと考えております。

株式会社PeopleX 代表取締役CEO 橘 大地氏コメント

まだ創業間もない当社を信頼していただいた投資家の皆様に感謝し、生成AIを始めとした最先端技術とプロフェッショナルの力を組み合わせることにより、日本の労働生産性を向上させる製品・サービスを提供していきたいと考えております。今回調達した資金を元に、企業が人に投資することで業績が向上し、優秀な人が採用・定着できるようになるエンプロイーサクセスフルな社会の実現に向けて投資していきたいと考えております。

PeopleXとは

PeopleXは、“社員を成功させることで、企業を成長に導く”というミッションを掲げるスタートアップ。エンプロイーサクセスを起点に「人材投資」の効果を最大化する従業員と企業の理想的な関係構築を支援し、日本の労働市場が直面する課題解決を目指す。

2024年4月1日よりエンタープライズ向けHR事業に参入。初期プロダクトとして「社員の即戦力化」「スキルアップ」「エンゲージメントの向上」を解決するためのアプリケーション開発を進めている。2028年までに20個以上の新規アプリケーションの開発・提供を計画。

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