「雷三日」 あすにかけて大気不安定 落雷や突風による停電や倒木にも注意

「雷三日(かみなりみっか)」とは、
夏場に雷が発生すると、雷が鳴りやすい日が3日程度続くという言葉で、
一度、日本の上空に寒気が流れ込むと、なかなかすぐには抜けず、
しばらく不安定な状態が続く、という意味です。

今回は、1日(土)から寒気が流れ込んでいるため、
きょうで「雷三日」の三日目になります。

しかし、あす4日(火)にかけて不安定な状態が続くため、
今回は「雷四日」となる可能性があります。

きのう・2日(日)には、今年初めて、東京23区内で大雨警報が発表されるなど、
都心でも局地的に激しい雨や雷雨となり、停電や道路が冠水した所もありました。

きょう3日(月)も、気温の上がる午後を中心に
発雷確率が高くなっており、
関東~東北を中心に雷を伴って激しい雨の降る恐れがあります。

あす4日(火)は、きょうよりは範囲が狭くなりますが、
山沿いを中心に急な強い雨や落雷に注意が必要です。

黒い雲が近づいたり、冷たい風が吹いたら、
天気急変のサインです。きょうもあすも、空模様の変化に十分ご注意下さい。

雷雲の下では、落雷により停電が起きたり、
突風によって倒木が起きたりする可能性があります。

停電に備えて、予備バッテリーや携帯電話を充電しておくと良さそうです。
突風で倒木が発生する恐れもありますので、強い風が吹くときは木から離れてお過ごしください。

また、雷が聞こえたら、頑丈な建物に入ってください。
木の下で雨宿りすると、木に落ちた雷が木の下にいる人に飛び移る側撃雷(そくげきらい)を受けることがあるのでやめましょう。

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