ドジャース・大谷翔平(29)は野球だけでなく「漫画もうまい」と評判となっている。米アニメメディア「アニメニュースネットワーク」では「投球、打撃、そして漫画の描画が驚くほどうまいことが判明した」と大きく報じている。
きっかけはあるXユーザーが朝のテレビ番組で紹介された「大谷が日本ハムを退団する前に書かれた絵」をポストしたことだった。ホワイトボードに「スラムダンク」のキャラクター、三井寿のイラストが劇画チックに描かれ「お世話になりました」とメッセージが添えられている。チームメートとの別れを惜しむ大谷の心中が三井の表情に重なっているかのような力作だ。
大谷の新たな才能に同メディアは「ある側面で才能があっても他の側面で才能がないわけではない。ミスター・オリンピア(ボディービル)のアーノルド・シュワルツェネッガーは俳優として活躍した。大谷は野球界でもっとも偉大な選手の1人であるだけでなく、絵を描く才能もある。このイラストは漫画の最も象徴的なシーンの1つで、泣き崩れて安西コーチにバスケをやりたいと告げる三井を描いている」と報じている。
昨季、登場曲に同作劇場版のオープニングテーマを使用するなどスラダン好きの大谷は、先ごろ集英社「週刊少年ジャンプ」が新設する「ジャンプスポーツ漫画賞」の審査員を務めることが発表されたばかり。作者の井上雄彦氏も審査員に名をつらね、まさに「スラダン愛」がきっかけとなって大谷の芸術的才能の開花につながるかもしれない。