部活動の指導めぐり委託業者を市が指導 「児童の名簿の不備」など改善求める 名古屋市

名古屋市立の小学校の部活動の指導をめぐって、市が委託している業者に指導を行っていたことがわかりました。

名古屋市では、2020年から小学校の部活動の指導を民間に委託していて、今年4月から西区など8区で、岐阜市の「技研サービス」が委託を請け負っています。 名古屋市教育委員会によりますと、業者の変更があった4月以降、保護者や指導者から「研修の連絡が遅い」「指導者が変わるのが困る」などの連絡が市に相次ぎ、市が技研サービスに指導を行ったということです。

指導は約90回行ったとしていて、2件寄せられた「研修を受けていない指導者が来た」というケースのほか、業者の変更前から指導を行っていた指導者らからの「研修の連絡が遅い」ことや「児童の名簿の不備」などに関することに改善を求めたということです。 加えて、市は研修を受けていない指導者に対して速やかに研修を修了させることや、指導者が変わらないように人員を配置させることなど、技研サービスに求めていくとしています。

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