バレー日本、五輪見据えた戦い 北九州でネーションズリーグ

公式練習で汗を流した石川(右)と高橋藍(中央)ら=2日、北九州市西日本総合展示場

 バレーボールのネーションズリーグ(NL)男子は4日に北九州市で1次リーグ第2週福岡大会が始まる。既にパリ五輪出場権を得ている日本にとって、NLは五輪本番を見据えた戦い。高橋藍(サントリー)はパリでのメダル獲得のため、今大会で決勝に進むことを目標に掲げる。「ここで決勝に行くと、五輪でのイメージを持ちやすい。去年(3位)以上の成績を出していくことが、五輪につながる」と力を込める。

 五輪の1次リーグの組み合わせを考えてもNLは重要だ。どの組に入るかは、NLの1次リーグ終了後の24日付の世界ランキングが基になるからだ。開催国で2021年の東京五輪金メダルのフランスがA組、残りの出場チームの中で世界ランク最上位がB組、2番目がC組に入るのは決まっており、それ以降は3~5番手、6~8番手、9~11番手で、A~Cの各組に振り分けるための抽選が行われる。

 このため、フィリップ・ブラン監督は上位国との対戦が少なくすむ5番手以内を目標に掲げる。第1週を終えて日本は4番手で、これを維持したいところだ。

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