小学館 セクシー田中さん問題で報告書を公表「関係者への批判を意図しておりません」

小学館のビル

日本テレビ系ドラマ「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんが急逝した問題を受け、小学館は3日、特別調査委員会による調査報告書を公表した。

日本テレビでドラマ化された「セクシー田中さん」原作者で、漫画家の芦原妃名子さん(享年50)は1月29日に死去が報じられた。

原作漫画の出版元・小学館の公式サイト上には、3日付で調査報告書と映像化指針が掲載された。

サイトでは「2024年1月、漫画家・芦原妃名子先生が逝去された事につきまして、改めてお悔やみを申し上げます。また、ご遺族にも深く哀悼の意を表します。当社は、芦原妃名子先生に関する一連の事案について、事実関係の調査、問題点の洗い出し、必要な改善策提案を目的として、弁護士を含む特別調査委員会を設置し、調査を行ってまいりました」と報告。

続けて「この度、特別調査委員会より報告書を受領いたしましたので、その概要と、報告書を受けて当社が作成した映像化指針を下記のとおりお知らせします。調査にご協力をいただいた日本テレビの皆様はじめ関係者の皆様には、厚く感謝申し上げます」とした。

また「報告書の公表は、当該事案関係者への批判を意図しておりません。関係者個人への誹謗中傷は、厳に慎んでいただきますようお願い申し上げます。なお、公表する報告書は、関係者のプライバシー配慮及びその保護、機密情報保護のため、部分的な非開示措置をとっています」と伝えている。

公表された調査報告書には、目次の後に「この調査報告書は、芦原先生の作品『セクシー田中さん』が映像化された後に先生が亡くなられたことを真摯に受け止め、ドラマ制作過程やSNS投稿に関わる事柄を調査、検証したものです」などと記されている。

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