東京成徳大学が小田原市内でビジネス実習 小田原市・箱根町・湯河原町・真鶴町

スタッフと意見を交わす学生(小田原別邸料理清閑亭)

東京成徳大学(東京都北区)経営学部経営学科の3年生が5月17日・18日、小田原市内でビジネス実習を行った。

卒業後の進路選択を念頭に、企業への就職に向け具体的な準備を進めることを目的とする科目「キャリアデザイン3」の一環。実習課題は「広報・宣伝の企画」で、地域の企業等の取り組みを取材し、小田原市広報で紹介するという想定で記事を作成した。

学生は12グループに分かれて企業等を訪問した。訪問先は、小田原かなごてファーム、JSフードシステム、湘南電力、T―FORESTRY、三井住友信託銀行小田原支店、レクシヴ、小田原ガイド協会、小田原市観光協会、小田原市ゼロカーボン推進課の9者。

JSフードシステムでは運営する飲食店のひとつ小田原別邸料理清閑亭(南町)で、田川順也社長らから創業時のエピソードや食の地産地消、地域活性化など事業への思いなど聞いた。続いて学生は建物を見学し、併設するカフェのメニューをスタッフと考えた。男子学生(20)は「飲食店のノウハウがゼロから始めたと聞いて、チャレンジ精神が印象に残った」と振り返った。

同行した徳永朗教授は、「経営者から直接事業への思いや考えを聞けたことは貴重な経験。就職活動へのスイッチを入れるきっかけになるのでは」と話した。

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