元JAYWALK 中村耕一×遥海『はじまりの日』10月11日公開へ 共演に岡崎紗絵、竹中直人ら

元JAYWALKの中村耕一と遥海がW主演を務める日比遊一監督最新作『はじまりの日』が10月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショーされることが決定し、あわせてポスタービジュアルが公開された。

本作は、フィルム撮影にこだわった叙情的な映像と歌声で紡ぐ音楽ファンタジー。モントリオール映画祭で最優秀ドキュメンタリーを受賞した『健さん』や故・樹木希林さんが企画・出演した『エリカ38』で知られる日比が監督を務めた。

主演を務めるのは、元JAYWALKのボーカリストとしてミリオンヒット曲を生み出し、「何も言えなくて・・・夏」にて日本レコード大賞を受賞した中村と、2020年に「Pride」でメジャーデビューし、ミュージカル界を中心に活躍するシンガーの遥海。そのほか、高岡早紀、山口智充、岡崎紗絵、竹中直人らが共演に名を連ねる。

かつてロックスターとして一世を風靡した「男」(中村耕一)。ある事件がきっかけで、音楽を封印し、ビルの清掃会社で働きながら質素に暮らしている。仕事場とアパートを往復し、生きる意味を問う事すらしない男の日々。かつて男のファンだった同僚の寺田(山口智充)が唯一心ゆるせる相手だ。男の隣人は会社の同僚の「女」(遥海)だった。夜な夜な女と母親(高岡早紀)の激しいやり取りが男の部屋に響き渡ってくる。ある日、公園で一人口ずさむ女の歌声に大きく心を揺さぶられる男。それをきっかけに男の日々は、ゆっくりと動
き出す。男は、女の才能を確信し、昔の同僚である音楽プロデューサーの矢吹(竹中直人)にその歌を聴くよう頭を下げる。矢吹に断られながらも通い詰める男。女の可能性を信じたアシスタント望月(岡崎紗絵)のサポートもあり、女は次第にチャンスを掴んでいく。そして男にもまた自分の歌が、他人の心に灯をともすことに気づかされる出来事が起こる。

公開されたポスタービジュアルは、空色をバックに、W主演の中村と遥海が向き合って熱唱をしている姿が写し出されている。

なお本作は、10月5日よりミッドランドスクエア シネマ名古屋にて先行公開される。
(文=リアルサウンド編集部)

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