【#今旬コレクション】中沢元紀『366日』で演じる竜也は人気ドラマのある役をイメージ?「まずは髪形から雰囲気づくりを…」

By TV LIFE

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第83回はドラマ『366日』(フジテレビ系)に出演中の中沢元紀さんが登場です!

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」中沢元紀

◆月9初出演が決まった時はどんな心境でしたか?

素直にうれしかったです。やっぱりドラマといったら月9という印象がありましたし、幅広い世代の方が見てくださる枠だと思うので、頑張らなきゃなと気合が入りました。日ごろ家族も応援してくれているのですが、月9に出演することが決まったときは特におじいちゃんとおばあちゃんが喜んでくれて。そういう意味では、少しは“祖父母孝行”ができたかなと思っています。

◆祖父母の方から感想はもらいましたか?

はい。普段の僕を知っているので「役柄と全然違うね」って(笑)。しかも、今回役のために生まれて初めて髪の毛を染めたので、そこに対して一番ビックリしていたみたいです。黒髪の僕しか知らないので、見慣れなかったみたいで「元紀がチャラくなっちゃった!」と言っていました(笑)。

◆役柄とはいえ、大事な孫が芸能界に入って変わってしまったんじゃないかと心配してしまいますよね。

姉も僕を見た瞬間「すごいね」って驚いていました(笑)。でも、すぐに「いいじゃん」って言ってくれて安心しました。

◆色などはどういった経緯で決めていったんですか?

衣装合わせのときに急きょ決まりました。突然スタッフの方から「君、陰キャでしょ」って言われて「あっ、分かっちゃいましたか…?」って(笑)。僕が今回演じている竜也は、明るいキャラクターなのですが、普段の僕とは真逆なので、まずは髪形から明るい雰囲気作りをしていこうという話になったんです。あと、スタッフさんからの提案で、ドラマ『プライド』のときの木村拓哉さんをイメージして、金のメッシュを入れて。恐れ多いですが、衣装も寄せさせていただきました。

◆演じる上で意識したことや役作りについて教えてください。

明るい役なので、撮影前はアップテンポの明るい洋楽を聴いて気分を上げています。

◆普段から洋楽はよく聴かれるんですか?

姉がワン・ダイレクションのファンで、小さいころから一緒に聴いていて。その影響で洋楽を聴くようになりました。ランニングや散歩のときに、イヤホンで音楽を聴きながら、心の中でノリながら歩いたり走ったりしています。運動中はロックやポップスを中心に聴きますが、バラードも好きなので、家でくつろいでいるときは、ゆったりした曲調の楽曲を聴いたりしています。

◆ちなみに休日はどんなふうに過ごすことが多いですか?

ドラマ『下剋上球児』で共演した菅生新樹君と一緒にサウナに行くことが多いです。菅生君は俳優仲間であり、僕がこの仕事を始める前からの友達でもあるんですが、公私ともにいい意味でお互い刺激し合って切磋琢磨しています。

◆作品のお話に戻ります。もしご自身が明日香(広瀬アリス)と同じ状況(恋人が事故で昏睡状態になり、目覚めても高次脳機能障害を患う)になったら、一途に思い続けられると思いますか?

(即答で)思います。昔からずっと好きな人で、大切に思っているからこそ、隣に居続けたいですね。

◆恋愛に限らず、何事に対しても一途な方?

はい。特に俳優のお仕事に関しては、演じ続けることを諦めたくないですし、どんな状況になっても一つ一つきちんと向き合っていきたいと思っています。

◆では本作が壮大な愛の物語であることにちなんで、今愛しているものや愛しいと思う存在について教えてください。

実家で飼っている猫のルートです。僕が触ろうとすると嫌がるのに、こっちが別のことをしていると寄ってきて、足の間に入ってくるんです。そういう自分勝手なところも含めて、本当に猫らしくてかわいくて仕方ないですね。たくさんルートに会いたいので、実家に帰れるときはできるだけ帰るようにしています。

◆愛猫の存在に癒やされているんですね。では憧れの俳優さんはいますか?

小栗旬さんです。事務所の大先輩であり、僕が俳優を志したきっかけの人でもあって。実際にお会いしてもオーラや華がすごいですし、役者としてだけでなく、人としてもとても魅力的な方なんです。その背中はとても大きいなと感じましたが、そう同時にこの人を超えていかないといけないなと思って。まだまだ小栗さんの足元にも及びませんが、小栗さんを目指して頑張っていきたいと思っています。

◆俳優としての今後の目標を教えてください。

自分自身の幅を超えた役を演じられる俳優になりたいです。その上で何か一つでも賞をとれたら、俳優として箔がつくと思うので、いつか賞をとれるように、今はいろんな作品に出演して経験値を上げていきたいと思います。いつも作品に出演するたびに、おじいちゃんから逐一連絡がきて「見たよ」という感想と一緒に「人として感謝の気持ちを持つように」という言葉が必ず最後に添えられていて。小さいころからおじいちゃんや親から、“人と人とのつながりや礼儀を大事にするように”と言われてきたので、現場に入るときに挨拶を欠かさないのはもちろんですが、役者としてだけではなく、人として、僕と一緒に仕事をしたいなと思っていただけるような言動や行動を意識しています。

◆人としても愛される俳優さんになりたい、と。

はい、おじいちゃんおばあちゃん世代の方から小さなお子さんまで、幅広い世代の方たちから愛される俳優になりたいです。僕自身、俳優をやるまでは自分から表に出るタイプではなかったのですが、演技を通して見ている方たちに何かしら影響を及ぼせるような、そんな存在になれたらいいなと思います。

PROFILE

●なかざわ・もとき…2000年2月20日生まれ。茨城県出身。O型。主な出演作はドラマ『下剋上球児』『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』『埼玉のホスト』など。

番組情報

『366日』
フジテレビ系
毎週月曜 午後9時~9時54分

出演者:広瀬アリス、眞栄田郷敦、坂東龍汰、長濱ねる、綱啓永、夏子、中田青渚、中沢元紀、清乃あさ姫/和久井映見/前田公輝、戸田菜穂、北村一輝 ほか
脚本:清水友佳子
主題歌:「366日(Official Duet ver.)」/HY(Polydor Records / ASSE!! Records)
音楽:REMEDIOS
演出:平川雄一朗、宮木正悟、片山雄一
プロデュース:狩野雄太
制作協力:AOI Pro.
制作・著作:フジテレビ

●photo/田中和子(CAPS) text/星野彩乃 stying/田中トモコ 衣装協力/White Gallery、ハレ/アダストリア、オン/オン ジャパン

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