クレジットカード&タッチ決済の話題振り返り! 2024年5月のトピックス

2024年5月に話題になったクレジット/プリペイドカード関連のトピックスを紹介する。

楽天カード 通常の「1%還元」対象外の項目が拡大

楽天カードは、2024年8月1日利用分から、楽天カードのカード利用額に応じて付与するポイント進呈ルールを変更する。これまで「100円につき1ポイント付与」だった保険料と携帯電話利用料金は「200円につき1ポイント進呈」に、NHK放送受信料は「500円につき1ポイント進呈」に引き下げる。なお、楽天グループサービスである楽天モバイルの携帯電話料金は対象外。

2024年6月4日から「楽天キャッシュへのチャージ」に対するポイント進呈ルールを変更。お得度は変わらないがポイント還元のタイミングが変わる

タッチ決済関連では、5月15日から、東急電鉄がタッチ決済対応のクレジット/デビット/プリペイドカードやそれらを設定したスマートフォンなどを利用した「後払い乗車サービス」の実証実験を世田谷線を除く東急線全駅で開始した。対象は東急線内のみで、相互直通運転を行っている他社線は非対応。

改札機でのタッチ決済の読み取りイメージ

また、クレディセゾンは、ベイシアグループのベイシア、カインズ、くみまちフィンテックと提携し、利用に応じてカインズポイントがたまる「CAINZ セゾンカード」を24年秋(予定)に、ベイシアポイントがたまる「Beisia セゾンカード」を25年春(予定)に会員募集を開始すると発表した。

「CAINZ セゾンカード」「Beisia セゾンカード」のイメージ

年会費は初年度無料・2年目以降1375円だが、年1回以上利用すれば無料。カード表面はそれぞれの店舗のロゴとクレディセゾン・国際ブランドのみのシンプルなデザイン。タッチ決済に対応し、カード入会から決済までアプリで完結する。

エディオンは、三井住友カードとの協業を強化し、9~19時の時間帯に即時発行が可能な新たな提携カード「エディオンカード」(年会費1078円)の発行を開始した。同じく縦型のシンプルなデザインで、タッチ決済に対応する。選択肢を増やすための追加導入となり、既存のエディオンカードも引き続き利用できる。

「エディオンカード」のイメージ

このほか、auフィナンシャルサービスは6月1日から「au PAY カード」の年会費を改定した。これまでau携帯電話(UQ mobile含む)の契約がない場合、または年に1回以上利用がなかった場合に年会費を請求していたが、6月1日以降、条件なしに無料となる。

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