トヨタ自動車「型式指定」申請で不正 会長が謝罪会見 「世界的企業なのに残念」と街の声

メ~テレ(名古屋テレビ)

トヨタ自動車は、車の大量生産に必要な「型式指定」の申請で、不正があったとして、先ほど豊田章男会長が謝罪しました。

トヨタ自動車 豊田章男会長: 「認証試験で基準に達して初めて車を量産販売することが可能になりますが、今回の問題は正しい認証プロセスを踏まず、量産販売をしてしまった点にございます。本当に申し訳ございませんでした」 ダイハツや豊田自動織機で「型式指定」を巡る不正が相次いだことから、国交省が自動車メーカーなどに調査と報告を求めていました。 トヨタ自動車によりますと、不正があったのは、生産中の「カローラフィールダー」など3車種と、生産が終了した「クラウン」など4車種、少なくともあわせて7車種です。 2014年以降、安全試験のデータ不備や衝突試験などの試験方法の誤りがあったということです。 性能には問題がなく、直ちに使用を控える必要はないとしています。 街の声を聞いてみると… 「残念です。トヨタとか超一流のメーカーでさえそれがあったのかという」(70代) 「検査が厳しすぎるんじゃないかなと。人命が関わることは厳しく、それ以外はある程度、柔軟な試験方法でやればいいと思う」(50代) 今回不正が発覚した車両と同じ車種に乗っているという人も。 「トヨタは信用してずっと子どものころから乗ってきたので、びっくりが第一声です」(トヨタ・シエンタに乗っている40代) 「どこを信用したらいいのかという気分になる。世界的企業だからきちっとしてほしい」(トヨタ・シエンタに乗っている60代) 国交省は4日、トヨタ本社に立ち入り検査をするとしています。

© メ~テレ(名古屋テレビ)