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3日朝の地震について、地質学が専門で富山大学名誉教授の竹内章さんは…。
富山大学 竹内章名誉教授:「元日の本震で今回は余震なのだが、本震とほぼ同じような深さで起きている。場所的に元日の地震はこの辺なんですよ。位置がね。それよりも南」
今回の地震は3年以上続く地震活動の1つとみられていて気象庁は今後、揺れが大きかった地域では1週間ほど最大震度5強程度の地震に注意するようを呼びかけています。
一方で竹内教授は…。
富山大学 竹内章名誉教授:「地震の専門家の方では割れ残りがあるということが前から言われていたんです。まだ “すべり残し”という割れ残りというのがあって、今回の地震などをきっかけにしてこちら側(東側)がすべるという」
竹内さんは今回の地震が元日からの地震では大きな動きがみられない富山湾に近い東側の断層に影響を与えるのではないかと見ています。
大きな地震や津波引き起こす「割れ残り」…
富山大学 竹内章名誉教授:「これはなんとアメリカの地質調査所の解析なんですけれども、これはもう非常にはっきりしていて、茶色っぽくなってる濃いところが(断層が)大きく滑ったわけですね。全体150キロぐらいあるんですけども、ここが震源の場所ですね。こっちがたくさん滑ったでしょう。矢印が長くて色も濃い。こっちはほとんど滑ってない。ということはこれは半割れでっていうか、余震はプチプチ起きてますけれどもこの範囲内で、でも大きなすべりがまだないってことなんですよ」
大きな滑りがない部分は「割れ残り」といわれ、大きな地震や津波を引き起こす可能性があるといいます。
今後3年間は「割れ残り」に注意・警戒を…
富山大学 竹内章名誉教授:「こちらは割れたらこれだけの長さに相当するマグニチュードの地震が、最大では考えられるわけですね。そうすると最大のマグニチュードとしては7.1とか2とかっていうぐらいのものは考えられるわけですけど。元日と同じくらいの揺れは覚悟しないといけないのと、津波は元日よりは波高、波の高さは高くなると思う」
竹内教授は今後3年程度は「割れ残り」による地震に警戒が必要だと話しています。