小学校の茶園で児童らが茶摘み

茶の生産地として知られる甲賀市信楽町朝宮で、児童たちが今年の一番茶を摘みました。

甲賀市の朝宮小学校には、県内で唯一、学校の敷地内に茶園があります。

広さはおよそ500平方メートルで、3日は近隣の小学校の児童や住民も手伝っておよそ100人による手摘みが行われました。

学校がある信楽町朝宮で採れるお茶は「朝宮茶」と呼ばれ、日本五大銘茶に数えられています。

児童たちは日ごろから、茶園の草引きや肥料まきなどを行っており、授業の一環として「朝宮茶をどのように広げていくか」を考える学習も行っています。

この日は、急な斜面を行き来しながら、枝先から2枚目までの「一芯二葉」と呼ばれる柔らかい部分を、丁寧に摘んでいました。

摘み採られた茶は、地域の茶工場で製茶された後、小学校で、新茶を楽しむパーティーが開かれるということです。

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