定額減税がスタートするも 一方で過去最高の電気料金など 値上げラッシュで…

6月から岸田政権肝いりの「定額減税」がスタートしています。「定額減税」は、1人あたり所得税3万円、住民税1万円のあわせて4万円を差し引くものです。対象は年収2000万円以下の人で、扶養家族の分も減税されるため、例えば夫婦2人と子ども2人の4人家族の場合は、家族で4人分で16万円の減税となります。

また自営業の場合は、所得税分は来年の確定申告で税金が免除されます。非課税世帯の人は対象外ですが、1世帯7万円が給付されます。

「定額減税」の一方、今月から、食品の値上げをはじめ、家計を直撃する料金アップが相次ぎます。

カルビーがポテトチップスなど68品目を最大10パーセント程度値上げ。主要食品メーカーの値上げは、614品目にのぼります。

また、6月で燃料費高騰に対する政府の補助金が廃止となり、家庭向けの電気とガスの料金は、7月請求分から値上がりに…。

北陸電力の場合、7月の標準家庭の電気料金はモデル料金の比較が可能な2022年以降で過去最高の7758円になります。1年前と比べると1158円、6月と比べて402円アップします。

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