格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ．４７」（６月９日、東京・国立代々木競技場第一体育館）の合同公開練習が３日に都内で行われ、クレベル・コイケ（３４＝ブラジル）と対戦する元ベラトール世界バンタム級＆元ＲＩＺＩＮ同級王者のフアン・アーチュレッタ（３６＝米国）が東京五輪レスリング女子５０キロ級金メダル・須崎優衣（２４＝キッツ）とレスリングスパーを行った。
ファンが四方を囲んだマットに、アーチュレッタは須崎と共に登場。「須崎選手と対柔術の練習を見せたい」として２分のレスリングスパーで鋭い動きを見せ、観客のため息を誘った。合同で練習するようになったのは２０２３年２月からで、米国を訪問した須崎からＳＮＳを通じてコンタクトを取り交流が始まったという。アーチュレッタは「私の家に泊まってもらって妻や子供とも過ごしている。国際的にも素晴らしい選手だ」。須崎は「ホームステイさせてもらってレスリングを学んだりトレーニング見てもらいました。（一緒に練習して）レスリングの考えや向き合い方も変わった。恩人です。レスリングとか、人生の向き合い方とかたくさんのことを学ばせていただいています」とした。
さらにアーチュレッタは須崎に「将来ＲＩＺＩＮで？ ぜひ戦ってもらいたい」と〝ラブコール〟。その上で「厳しいレスリングの世界だが頑張っているので、２つめの五輪メダル獲得にむけてみなさん応援をお願いします」とパリ五輪に向けファンに呼びかけた。また自身の試合に向けても「最高の２人が戦いを見せるので注目してください。あらゆる攻撃を駆使する最高の戦いを見せたいと思います」と意気込み。元王者同士のハイレベルな攻防に期待だ。
