地元で幸せ♡見つけませんか? 初夏のリフレッシュ特集 ハート型のアジサイ探しのコツ伝授 鎌倉市

ハート型のアジサイを紹介するなかむら庵のSNS

鎌倉の初夏を彩るアジサイシーズン到来。梅雨の中、ふと見つけた美しい花に心癒されるという人も多いのでは。今週のタウンニュース鎌倉版では、見つけると幸せな気分になれる(?)アジサイの楽しみ方や、気分を晴れやかに変えてくれる地元店の素敵な商品・サービスをご紹介。

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今回紹介する楽しみ方は、さまざまな場所でチャレンジできる「ハート型のアジサイ探し」。とは言っても、どうやって探せばいいのか――。

本紙では、そのコツを知っているであろう人に取材した。その人とは、小町にあるそば店「鎌倉なかむら庵」の中村発雄さん(57)だ。中学時代から写真が趣味で、カメラ歴45年になるという腕を生かし、SNS(@0467NakamuraAn)で鎌倉の季節の情報を紹介している。その1つとして、毎年梅雨の時期になると中村さんが「ハートあじさいハンター」を自称し、「ハートさん」と呼び、掲載しているのがハート型のアジサイだ。

鎌倉観光のきっかけの1つにと投稿を始めたこともあり、SNSで紹介する場所はアジサイの名所や寺社が多いが、「どこにでも可能性はある。自宅の庭にあることも」と話す。

では、ハート型のアジサイ探しの名人直伝のコツを読者の皆さんにもご紹介しよう。コツが分かれば、アジサイの新たな楽しみ方を見つけられるかもしれない。

【1】まずはよく探す

まずは基本中の基本。よく探すこと。名所でも通りがかった道でも、アジサイを見つけたら形をよく観察してみる。

【2】崩れたものに可能性あり

一般的には、まり状の丸くきれいな形のアジサイに目がいきやすいが、崩れたものこそハート型に見える可能性を秘めているという。「何らかの原因で一部がうまく育ちきらなかったようなものがハートに見えやすい」。地面に近いものや日当たりなどの生育環境が少し悪いような場所に多いそうだ。

【3】見る向きを変えてみる

崩れたものを見つけたら、今度はさまざまな角度で見てみる。中村さん曰く「真上型」「地面スレスレ型」が多い。真上型は、手を伸ばしカメラやスマホで撮影すると見つけやすいという。地面スレスレ型は、大人と視点の違う小さな子どもの方がうまく見つけられるかもしれないとのこと。

最後に名人の格言を。「みにくいアジサイの子は、美しいハートさんなのである――」

名人・中村発雄さん

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