ベナンで村サッカーリーグ開催 中国の綿花技術支援チームが主催

ベナンで村サッカーリーグ開催 中国の綿花技術支援チームが主催

5月25日、表彰式でトロフィーにキスをするパーク村第7チームのゴールキーパー(左から2人目)。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

 【新華社パラクー6月3日】ベナン・ボルグー県パラクー市のベルシテ村で5月25日、第1回村対抗サッカーリーグの決勝戦が行われた。中国の綿花栽培技術支援チームが主催し、多くの村民が観戦に訪れた。

 ベナンはアフリカ最大の綿花生産国の一つ。中でもパラクー市は重要な綿花生産エリアで、綿花は多くの地元農家の主要な収入源となっている。ベナンでの綿花栽培支援は10年間続いており、中国の専門家たちが技術の普及や関連人材の育成に尽力している。

 長期にわたる支援で村民と深い友情を築いた支援チームは、駐在地の近くにサッカー場を建設。農閑期には村民たちが集まり、頻繁に試合が行われるようになった。

ベナンで村サッカーリーグ開催 中国の綿花技術支援チームが主催

5月25日、決勝戦を前に士気を高めるブラーシ村チームの選手たち。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

 支援チームのリーダー、首小勇(しゅ・しょうゆう)さんは「サッカーは地元の人気スポーツで、各村にチームがあることから、村対抗のリーグ戦の開催を思いついた」と話した。

 支援チームは今年3月、地元村民の協力を得ながらリーグ戦を立ち上げた。近隣の六つの村とパラクー大学から計12チームを招集し、週末に試合を行った。選手は綿花農家やトラクターの運転手、大工、学生などさまざまだが、皆サッカーの愛好家だ。

 首さんは「観客は最初、ピッチの片側か両側にいる程度だったが、試合が進むにつれ人気が高まり、決勝戦の日には約7~800人が観戦に訪れ、ピッチの周囲全てが観客で埋まった」と紹介した。

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5月25日、決勝戦でピッチの周囲を埋める観客。(ドローンから、パラクー=新華社記者/李亜輝)

 支援チームは、栽培技術の支援とサッカーリーグを組み合わせることで、綿花技術支援拠点が中国の技術を伝える場となるだけでなく、中国文化を広め、両国人民の友好を深める場となることを望んでいる。

 ベルシテ村のイフ・コバ村長は「リーグ戦のおかげで、私たちはより団結することができた。今後もリーグが続き、来年は私たちの村がさらに良い成績を収めることを願っている」と述べた。

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5月25日、決勝戦を前に気合を入れるパーク村第7チームの選手たち。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

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5月25日、決勝戦を告げるプラカードの前に集まる子どもたち。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

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5月25日、ベナンのパラクー市で行われたサッカーリーグ決勝戦に臨むブラーシ村チームの選手。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

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5月25日、決勝戦の試合中に指示を出すパーク村第7チームのコーチ。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

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5月25日、ベナンのパラクー市で行われたサッカーリーグ決勝戦でボールを奪い合う選手たち。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

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5月25日、決勝戦を観戦する村民たち。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

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5月25日、表彰式に臨むブラーシ村チームの選手。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

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5月25日、表彰式の様子。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

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5月25日、試合後にパフォーマンスを披露する演者たち。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

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5月25日、閉会式で整列する参加チーム。(パラクー=新華社記者/李亜輝)

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