<レスリング>盛山正仁・文部科学大臣がオリンピック代表内定選手を激励

盛山正仁・文部科学大臣が6月1日に兵庫・神戸市のホテルで行われた三恵海運のパリ・オリンピック出場選手の壮行会に来場。選手を激励した。同社からは、男子グレコローマン77kg級の日下尚と男子フリースタイル65kg級の清岡幸大郎の2選手が出場する。

現職の文部科学大臣がレスリングの練習やイベントに来場するのは、2017年9月に林芳正大臣が東京・味の素ナショナルトレーニングセンターでの全日本合宿を訪れて全日本チームを激励して以来。三恵海運の髙田肇社長と以前から交流があり、同社所属選手の激励に訪れた。

▲2選手のパリ・オリンピックでの活躍を期待する盛山正仁・文部科学大臣

盛山大臣は「オリンピック出場は2人にとって夢だったと思います。ここまでの努力に敬意を表します。その影には、多くの人の努力があったことと思います」とあいさつ。文部科学大臣という立場から、スポーツの振興と、国民がスポーツに触れあって健康ですごせることを常に考えており、そのためにもオリンピックに出場する選手を全面的に応援していると話した。出場する選手が「日本中の皆様に夢と感動、勇気を与えてくださることを確信しています。お2人には持てる力をすべて出し切ってほしい」と激励した。

同社からは、2016年リオデジャネイロ・オリンピックの男子グレコローマン66kg級で井上智裕が出場して5位入賞を果たしており、今回は2大会ぶりの代表選手の誕生。同社の髙田社長は2人も出場することで「盆と正月とクリスマスと建国記念日と誕生日が一度に来たような感じ。うれしい悲鳴です」と話し、両選手の健闘を期待した。

地元香川県の名物の“うどんパワー”をアピールしている日下は「オリンピックは、うどんを食べながら応援してください」と約300人の招待客にリクエスト。清岡は「一人ではオリンピックにたどりつけなかった。応援してくれる人のおかげで最高峰の舞台に出場することができます。感謝の気持ちを忘れず力を出し切りたい」とあいさつした。

両選手は6日からハンガリーで行われる世界レスリング連盟(UWW)のランキング大会に出場し、オリンピック前の最後の実戦練習に臨む。

▲激励を受ける日下尚(左)と清岡幸大郎

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