ゆず、『日産サクラ』新CMで松たか子と共演 書き下ろし楽曲「Chururi」のコラボ歌唱も

松たか子とゆずが、6月4日より放映開始の日産自動車株式会社『日産サクラ』の新CM『サクッといきましょう』篇に出演する。

CMソングは、『日産サクラ』のように人々の生活に寄り添うことをイメージしてゆずが書き下ろした「「Chururi」に。CMでは「Chururi NISSAN SAKURA ver.」として、松とゆずによるコラボ歌唱も実現。3人の歌声が重なり合う、CM限定の特別なメロディが形になったという。

ともに横浜にルーツを持つゆずと『日産サクラ』は、昨年開業した世界最大級の音楽アリーナ・Kアリーナ横浜のこけら落とし公演の際、「#ゆずサクラ」と題して初コラボを実施。コラボカーの公開や『日産サクラ』に乗ってゆずが横浜の街を巡る幕間映像の上映などを経て、今回CMソングへの起用となった。

また、ゆずの2人はCMにも出演。松が運転する『日産サクラ』を笑顔で見届けるシーンに登場している。

新CMでは、坂道が多いことで知られる街 神戸を舞台に、松が運転する『日産サクラ』が「登るも、 サクッ。曲がるも、サクッ。進むも、サクッ」という台詞に合わせて坂道や信号を“サクッと”軽快に進んでいく様子を表現している。撮影はTVドラマや映画など幅広い作品で用いられている最新のバーチャルスタジオで実施。大型LEDスクリーンに事前に撮影した神戸の街並みが投影され、臨場感あふれる中撮影が行われた。松は春らしいジャケット姿で登場し、『日産サクラ』に乗り、ドライブシーンでは軽やかなハンドルさばきを披露。街中を歩くゆずの2人に気付くシーンでは、細かい表現に気をつけながらも自然で素敵な笑顔を見せる。続けてゆずの2人は、オフの日をイメージしたカジュアルな服装で登場。走り去っていく『日産サクラ』を楽しそうに目で追うシーンを演じる。最初は緊張の様子だったが、リハーサルでは途中からアドリブを組み込んだりと、息ぴったりの反応を見せる場面もあり、終始和気あいあいとした雰囲気で撮影が行われたという。

なお、CM楽曲のレコーディングは、横浜にあるゆず 北川悠仁のプライベートスタジオで実施された。しっかりと話すのはその日が初めてという3人だが、実は同期であることが分かり、距離が縮まる。レコーディング終了後には、デビュー当時のお互いの印象や、今回の撮影について盛り上がったメイキングインタビューも行われた。

メイキングインタビュー
ーー同世代の3人で初共演となりましたが、お互いの印象をおしえてください。

北川「デビューしたのは同期なんですけど、僕らは最初インディーズから始まって、もう松さんはすでにトップスターで。でも画面から伝わってくる印象も、お会いした印象も、本当に気さくで、すごく爽やかで、素敵な方だなっていう印象です」

岩沢「ドラマも見てましたし、ほどなくしてお歌を出されて、どこまで多才な方なんだという。すごい人が出てきたなっていう印象でした」

松「誤解がないようにですが、声がよく出る人たちっていう印象で(笑)探り探り盛り上げていくような歌ではなくて、『スコー ン!』って底から出してく、気持ちのいいお2人っていう感じで見ていました。今日、改めてお会いしても、元気だなって。『何食べてるんですか?』ってさっき話してました」

北川「『いや、バナナ食べてるんですよ』って話しましたね(笑)」

ーー今回のレコーディングはいかがでしたか?

北川「声がすごく魅力的だというのは、音源やライブで知っていたのですが、実際レコーディングで歌ってもらった時に、歌の世界が急にキラキラというか、淡い感じなんだけど、爽やかに心に届く歌に変わる化学反応を起こして驚きました。最初に『ちゅるるっちゅちゅ~る』っていうのがあって、その折り返しに『ちゅるり』っていうのが、1回入るんですけど、そこが最高です」

松「本当にうれしいです。なかなか『ちゅるりちゅるり』って歌うことってなくて、いざ歌ってみると、『あれ、ちょっと待って。難しいぞ?』っていう感じになりました(笑)でも、すごく楽しかったです」

ーー新曲「Chururi」について教えてください。

北川「この曲を作った時に、自分たちが歌うだけの曲じゃなくて、いろんな人が歩きながらでもいいし、 帰り道とか家の中とかなんでもいいんですけど、『ついつい口ずさんじゃう曲にしたい』っていうのはありました。去年の秋に、Kアリーナ横浜でのライブで日産サクラとコラボレーションして以来、すごくサクラ自体に思い入れがあったんです。一緒に歩んできた物語があって、それが曲に決実したっていうか。サクラのことも割と知り尽くしていて、人々の生活に寄り添うような車だと思ってたので、曲も皆さんの日常に寄り添えるような曲にしようと思いました」

ーーCMでも共演されましたが、ゆずさんの演技はいかがでしたか?

松「すごく可愛かったです。私はもう運転してるだけの役割だったので、お二人の方がお芝居を求められてたんじゃないかなと思ってました」

北川「ファーストテイクくらいが一番自然でしたね。4回目くらいからはもうわざとらしい感じで(笑)」

松「あれはファンの方がキュンってすると思います(笑)」

岩沢「本当にちょっとだったんですけど、すごい緊張しました。松さんの車が通りすぎるのをイメージして、その3秒後に横を向いてみたいな感じで。(演技も)得意ではないので、やればやるほど、ボロが出てきちゃうので、自然に自然にと思ってやって ました」

北川「(横切るサクラを見る演技が)何回かF1クラスの速さみたいな、『サクラ、そんな早くないっす!』みたいなこともありましたね(笑)途中から楽しくなってました。だんだんアドリブを入れる余裕も出てきて、でもやればやるほど遠くなってる感じがして」

ーー本CMでは「登るもサクッ。曲がるもサクッ。進むもサクッ。」という松さんのセリフが印象的でした。3人が「日産サクラ」に乗った感想をお聞かせください。

松「最初に乗った時、『こんなに軽自動車へのイメージが、いい意味で裏切られるのか』というか、『これは、動き回れるぞ』っていう感じで、 すごく快適だった印象です。中も広くて可愛いし、可愛いけどどこかすっきりもしていて。街中で乗れる感じで、進化してるんだなって思いました」

岩沢「すごい乗り心地いいんですよね。静かですし。なんか車に連れていかれるような感じっていうか、運転してるんですけど、運転させてもらっているみたいな感じで、すごく快適でした」

北川「(昨年の日産サクラとのコラボレーションの際に)実は久しぶりに撮影の時に運転したんです。だからちょっとドキドキして いたんですけど、すごく安全性が高くて。久しぶりだったり、初心者の方でも安全に運転できるんだなと思いました。車線も戻してくれますし、自動運転でスピード決めたら距離も一定とか。軽自動車とは思えない装備がすごいですね。装備はしっかりしてるけど、小回りが効くから、やっぱりサクっといけるっていうのはまさしくだと思います」

(文=リアルサウンド編集部)

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