上場企業分析 クロスプラス ASEAN生産比率向上で収益改善 営業利益目標、1年前倒しで達成 売上高目標は未達の予想

 衣料品製造卸のクロスプラス(本社名古屋市)の24年1月期の営業利益は、前期比9.8倍の17億9700万円だった。外出機会の増加で商況が好転したほか、価格転嫁や東南アジア諸国連合(ASEAN)生産比率を高めたことで利益率が向上。本年度を最終年度とする中期経営計画の数値目標である、営業利益10億円を1年前倒しで達成した。引き続き体質強化を進めながら、売り上げ規模の拡大に向けて電子商取引(EC)事業の推進を図る。

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