【巨人】岡本和真 得意のロッテ戦で完全復調だ!「第2ロケット」に点火で7年連続30発へ

岡本和真

ロッテ戦を「良薬」に!? 巨人・岡本和真内野手(27)に〝お得意さま〟を相手に完全復調を期待する声が上がっている。

交流戦は3日時点で2カードを終え、ソフトバンクと西武に勝ち越して0・5ゲーム差ながらセ・リーグ首位に返り咲いた。ただ、不動の4番は何とも言えない成績だ。今季のトータルでは打率2割7分5厘、10本塁打、27打点。本塁打はリーグ2位、打点は同3位タイなのだが、5月の得点圏打率は1割8分2厘とチャンスでの一打がなかなか出ていない状況だ。

本来ならば交流戦は岡本和の大好物。昨年は打率3割8分3厘、8本塁打、19打点と大爆発して自身初の交流戦MVPに輝いた。しかし、今年はここまで6試合で同2割1分7厘、1本塁打、5打点といまだに着火していない。

そんな主砲に球団関係者の一人は「西武戦で3戦14得点とチームは一時の貧打を抜け出して得点が入るようになってきた。これで4番が打てば、ここまで頑張ってきた投手陣がもっと楽になる。和真得意のロッテ戦を何とかカンフル剤にしてほしい」と願いを込めた。

4日から東京ドームで対戦するロッテは1日まで怒とうの11連勝。2日にストップしたとはいえ、難敵であることは間違いない。だが、岡本和にはチーム屈指の「ロッテキラー」としても知られる。主力に定着した2018年以降、交流戦がなかった20年を除く5年間で実に打率3割4分5厘、9本塁打、19打点と圧倒的な成績を誇っている。昨年も3試合で同6割3分6厘、3発、3打点をマークした。

当の岡本和は相性がいいロッテ戦について「特に意識せず。たまたまじゃないですか」と謙遜していたが…。

21年は敵地のZOZOマリンで試合をまたいで3連発を放ち、22年は本拠地で佐々木から2ランをたたき込んだ。7年連続の30発を達成するためにも「第2ロケット」への点火は不可欠。再び背番号25が爆発するのか見ものだ。

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