福井と京都の会社が2700万円を脱税疑い 金沢国税局、福井地検に告発と発表

 金沢国税局は6月3日、法人税など計約2700万円を脱税したとして、法人税法違反などの疑いで、ともに生分解性樹脂関連商品開発・製造・販売のアルケーウィル(福井県福井市)とおおい商会(京都府京都市中京区)、アルケーウィルの女性社長(68)=福井市=と男性前社長(58)=同=を福井地検に告発したと発表した。告発日は2020年12月16日。

 アルケーウィルの告発容疑は、架空の商品仕入れ高を計上するなどして19年3月期の所得約3700万円を隠し、法人税と地方法人税計約900万円の支払いを免れた疑い。おおい商会の告発容疑は、同様の手口で17年9月期と18年9月期の所得約7600万円を隠し、法人税と地方法人税計約1800万円の支払いを免れた疑い。

 金沢国税局によると、おおい商会は当時、福井県おおい町内にあり、2人は役員だった。

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