週5日、1日8時間労働がつらすぎる!「会社が近くでないと健康的な生活は送れない」「自分の時間が確保できない」

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ほとんどの社会人が当たり前のように1日8時間勤務で、週5日働いている。しかしこれに不満がある人も多いようだ。「8時間労働反対です」と主張する20代前半男性(東京都/医療・福祉・介護/年収300万円)。その理由は

「自分の時間が確保できないのが一番のネックだし全員が職場に徒歩圏内でないと健康な生活は送れないのではと思います」

そうかといって徒歩圏内に住むのは簡単ではないため、労働時間を減らしたいと男性は考えているようだ。(文:林加奈)

「残りの14時間で自分の睡眠を確保しつつ、家事、育児…日本人は働きすぎだ」

男性はこうも続けている。

「その上給料は下がるのと同時に税金と物価は上がるばかり。給与か時間かどちらか大きな改善がないといよいよ日本は終わりなのではと感じています。休日増やせ給料上げろ税金下げろ」

多くの日本人が同じように実感しているだろう。

「日本人働きすぎだと思います」と訴えるのは40代後半の女性(群馬県/医療・福祉・介護/年収350万円)だ。

「独身の時は特になにも考えずに仕事をしていました。『周りが働いているから当たり前…』という感覚です。でも、結婚、出産、育児をして、なおかつ歳を重ねると今までしていたことに疑問を持つようになりました。『1日24時間で足りない…』また、諸外国の仕事事情を見ても『なんで日本はこんなに働いているのに景気は良くならないのかな?』とも思うようになりました」

年齢を重ねると人生の終わりも見えてくるもの。女性のように40代から”残り時間”を意識する人は増えるだろう。

「ライフワークバランス考えても、実働8時間では、拘束時間は少なくても10時間くらい。残りの14時間で自分の睡眠を確保しつつ、家事、育児(中略)等行うことは盛りだくさん。やはり日本人は働きすぎだと思います」

日本人は労働時間が長いと言われているが、GDP(国内総生産)ではドイツに抜かれて4位に転落。働くことに対してモチベーションを維持するのが極めて難しくなっている。

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