「1か月で辞めました」病院で働いたら院長の“奥様”がウザすぎて即行退職した女性

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長時間労働や安い賃金など、仕事を辞める理由はいろいろあるが、「人間関係」を理由に退職するケースは多いだろう。兵庫県の50代女性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収650万円)は個人経営のクリニックを1か月で辞めた。その理由はやはり「人間関係」だったと振り返っている。(文:林加奈)

「言われる内容も一方的だった。それならなぜ直接言わないのか不思議」

女性は受付スタッフとして働き始めた。仕事をまだ始めたばかりのうちから、医師の妻が昼休みに来て面談するようになったという。働きぶりを見てもいないのに、好き勝手にあれこれ言われたようだ。

「奥様はクリニックで働いていないのだから言われる内容は先生が家で言ってるんだろうなと思って嫌だった。言われる内容も一方的だった。それならなぜ直接言わないのか不思議」

文句があるなら院長から言ってほしかっただろう。もしかすると妻は経営に携わっていたのかもしれないが、女性からしてみれば困惑するだけだ。面接でもなぜか妻が同席して質問してきたことを「公私混同と思う」と、女性は不快感をあらわにしていた。

「オープンして3年しかたたないのに受付スタッフの入れ替わりが激しく、オープニングメンバーは1人しか続いていなかったのがわかったのも納得できた。午前診1回、午後診1回の週2のシフトで仕事を覚えづらいし、振替もしづらいし、大した収入でもないのにうっとしいので、1か月で辞めました」

短期離職者が相次ぐ職場には、やはりそれなりの理由があるということだろう。女性は退職後の心境について「せいせいしました」と語っている。

「1か月の給与明細を見たら、午前診のシフトも午後診の100円高い時給がついていた。採用する側が甘かったと認めたのかなと思ってすぐ次の仕事に転職した。元々シフト制の仕事の合間にもう1カ所働きたくて選んだけど合わなかった」

と、退職に未練はなさそうだ。

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