農業DXが進化!ミライ菜園と全農群馬県本部が協力する病害虫予測アプリ

株式会社ミライ菜園(名古屋市中村区)は、全国農業協同組合連合会群馬県本部(群馬県前橋市)との業務提携契約を締結した。

同社は、病害虫の発生を予測するAIアプリ「MIRAI」を開発中。同アプリを現場で役立つものにするためには、生産者やJA指導員からのフィードバックが不可欠だ。全農群馬県本部との連携により、県内の生産者やJA指導員との関係を構築し、アプリの改良を進め、農業のDX化に貢献するビジネスモデルを目指すという。

■提携の詳細
①JAとの関係構築・連携強化
全農群馬県本部の紹介で県内のJAと関係を深め、現場からのフィードバックを収集。アプリの機能や仕様を明確にし、改善を進める。

②スタートアップとの連携事例創出
全農群馬県本部と同社が連携し、農業を変革・振興する成功事例を創出する。

③農業現場の課題解決に向けた開発連携
労働力不足の解消や作業効率の向上、安全な農畜産物の供給体制強化に向けた新たな事業モデルを構築。これにより、日本農業の発展と国際競争力強化に貢献したいとしている。

作物の病害虫被害は、収量の10-40%を失わせ、農家の経営を圧迫している。気候変動の影響で病害虫の発生が不安定になり、新たな予防方法が求められているなかで、同社のアプリは解決方法の一つになるだろう。

■防除DXアプリ「MIRAI」とは
・病害虫の発生危険度を知らせる予報AI
・病害虫の発生状況を可視化するマップ

これにより、病害虫発生前に予防的対処が可能になり、被害を最小限に抑えられる。また、病害虫予測AIは特許取得済みで、被害野菜の廃棄量削減や農業の環境負荷低減にも貢献できる。

今回の提携により、現場での実装を加速し、農家の所得向上や持続可能な農業を実現したいと同社は語っている。

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