生活が苦しい…友人に嘆いたら「長時間働けば良いでしょ」と一方的に言われて絶縁した女性

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時短勤務をしている人の中には、病気などやむを得ない事情があってフルタイムで働けない人もいる。ところが、東京都の60代女性は今から12年前、高校時代の友人にそのことを激しく批判され、絶縁した。

きっかけは、当時女性が「死を覚悟するほどの大病」に侵されたことだった。(文:林加奈)

「軽く見られてたんだなぁ~とあまりのショックで、一切連絡はとらなくなりました」

女性は入院・治療の末、奇跡的に回復。「悪いものは消え、3か月ほどで退院することができた」という。しかし

「体力は落ちているし免疫力も低下している状態の中、仕事復帰しないとならない状況でした。医者からは長時間立っていてはいけないとか重いものを持ったらいけないなど制限をかけられていました」

生活費や治療費の支払いもあるため、女性はパートで5時間程度の立ち仕事を始めた。それでも生活が苦しいことを何気なく友人に愚痴をこぼしたという。すると

「凄い剣幕で『なら今の仕事辞めて長時間働けば良いでしょ。パートなんだから長く働けるとこ行けばいいじゃん!』と延々と言われ続けました。その時の状況は高校の時の仲間5人で集まっていた時で他の人は口出せないほど圧倒されてたことを覚えてます」

他の人が口出しできないほどの剣幕で怒ることなのだろうか……。女性は「私の体のことを知っていてお見舞いにも来てくれて、死も覚悟していた友人からそんなこと言われるとは思ってもみませんでした」と、その時の衝撃を振り返る。

「でも軽く見られてたんだなぁ~とあまりのショックで、それ以来その友人とは一切連絡はとらなくなりました」

と、高校卒業から30年以上のつき合いがあった友人と絶縁したと明かした。

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