どこが踏み込んだ案?と総理発言に反論 山添氏

 岸田文雄総理(自民党総裁)が政治資金規正法改正の自民案について「踏み込んだ案だ」としたことに日本共産党の山添拓政策委員長は「パーティー券公開5万円超、政策活動費10年後公開で『踏み込んだ案』と岸田首相」と踏み込んでいるとは言えない代物である旨を3日までにXで指摘した。

 山添氏はパーティー券購入者公開基準を現行の20万円超から5万円超にしたとしても「1回あたり5万円で、複数回に分ければ非公開で多額に」できると透明性からは遠いことを提起。1回5万円超でなく、年間5万円超を基準にするよう求めていた。

 また「政治資金収支報告書保存期間は3年、不記載など公訴時効は5年」なので「10年後に(公開)何をするというのか」と防止効果が期待できないことや「企業・団体献金禁止をスルーで、どこが踏み込みか」と自民政治改革案が受け穴だらけである旨を指摘した。(編集担当:森高龍二)

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