夜にサングラスって意味ある??魔法のようにピントの合うレンズ&ナイトグラスがスゴイ!

【写真】夜にサングラスって意味ある??魔法のようにピントの合うレンズ&ナイトグラスがスゴイ!

釣り用のサングラスといえば、偏光サングラスを誰もが思い浮かべるだろう。日中の釣りにおいて、水面を見やすくし、水中の様子をよりわかりやすく、そして時にはターゲットとなる魚を直接視認するのに役立つ重要なタックルの一つだ。それでは夜はどうか?多種多様な釣りという文化には、「夜釣り」も数多く存在する。しかしそこではサングラスをかけることはまずないだろう。気鋭の偏光レンズメーカー『RARTS(アーツ)』はそんな常識に、一石を投じている。

●文:ルアマガプラス編集部

釣りであるなら夜にもアイウェアが不要なわけがない

タフな耐久性能を誇る偏光レンズを展開するアーツだが、日中に使われることの多い偏光サングラスではなく、夜に使用するアイウェア、いわゆるナイトグラスの必要性を説いている。

小嶋「水面や水柱を見やすくする。偏光サングラスはそんなふうに釣りをより効率的に行えるために必要な道具と捉えているひとは多いと思います。ですが、実際のところ、それ以上に重要な理由があるんです」

アーツのスタッフ・小嶋さんは語る。

小嶋章裕さん

小嶋「それは目の保護です。同行しているアングラーのキャスト、魚が暴れて飛ばされるルアー。釣り場で遭遇する様々な危険から目を守る。偏光サングラスはそういった意味合いも非常に大きいのです」

最悪の場合、失明という事態もあり得るし、そうでなくても目の周りにハリが刺さってしまえば、間違いなくその日の釣行はその時点で中止にせざるをえないはずだ。

小嶋「それなら夜釣りならその危険がないかといえば、全く持ってそんなことはありません。夜釣りだからと言って、目を守らなくていいわけがないんです」

暗くなればその分周囲の確認も難しくなるし、考え方によっては昼間よりも危険とさえ言えてしまう。

小嶋「そういった観点と、夜釣りに適した性能を追求して、アーツは今までにないレンズを作り出しました」

『被写界深度延長レンズ(PAT)』

目を守るだけなら、クリアレンズのサングラスをかけるだけでいい。しかしそこは『アーツ』。

夜釣りをより快適にするための特別な機構をもたせることに成功したのだ。

小嶋「夜釣り用のナイトグラスって、他社さんも出していないわけではありません。ですがそれらの製品はレンズカラーを利用し、視界を明るくするというものでした。アーツのレンズはそれだけにとどまりません」。

その名も『被写界深度延長レンズ』。

それはレンズ製造に一家言あるアーツだからこそ実現できた傑作だ。

小嶋「今までになかったレンズ設計によって、かけている人の被写界深度を広げる機能をもたせたレンズなんです」

被写界深度とは、ピントが合ってボケずにはっきりと見える範囲のことを指す。アーツのオリジナルレンズは、その範囲をレンズの光学設計により広げてくれるというのだ。

小嶋「焦点(ピント)が合う範囲が、裸眼よりも広くなるんです。写真的に極端にいうならば、近くにあるものも遠くにあるものも、どちらにもしっかりとピントが合うイメージですね」

裸眼(写真左)と『被写界深度延長レンズ』越し(写真右)で夜景を見たときそれぞれのイメージ。画面端に近いライトアップされている観覧車のフレームを見比べると、右写真のほうがより細かい部分のピントがあっていることがわかるだろう

それでは釣りにどのようなメリットがあるのか?

小嶋「奥行きを把握しやすくなるので、夜釣りでも距離感のミスが減ります。橋脚に向かってキャストして、サミングのタイミングを間違いにくいとでもいいましょうか。それから目の端に見えているものもよりハッキリ見えるので、ボイルなど周囲の変化を敏感に捉えやすくなるんです」

その恩恵は夜釣りアングラーだけのものではない

小嶋「『被写界深度延長レンズ』のメリットはなにも夜釣りだけではないんです。暗い中であちこちを見ると、その都度に目はピント調整をするわけですが、『被写界深度延長レンズ』ならその補助をしてくれる。つまりピント調整の頻度が減り、目の負担が減るんです。例えば夜間の運転においても大きな助けとなってくれるでしょう」

日中がメインのアングラーであっても、釣り場への移動は夜になることは少なくないはずだ。

つまり『被写界深度延長レンズ』は夜釣りアングラーのみならず、あらゆるアングラー、そして釣りをしない人にすら大きなメリットをもたらしてくれるのである。

アウルビュー(アーツ)

独自設計の画期的な夜用レンズ『被写界深度延長レンズ』を採用したナイトグラス。

目のピントの合う範囲をレンズが広く補正してくれることで視野の広さや距離感の把握、目の負担の軽減など、夜釣りや夜間運転の欠点を補ってくれる。

もちろんレンズカラーへのこだわりも。

夜釣りや夜間の運転は、常夜灯やLEDの光に囲まれた「暗いけど眩しい」という特殊な条件下となる。そこでアウルビューは特殊な染料でレンズを染色することで人間が眩しいと感じる短波長の光を効率的に抑え、なおかつ視界を明るく感じることができるカラーとなっている。

つまり、「暗いけど眩しい」という状況が「明るいけど眩しくない」という快適な環境に変えてくれるのだ。

もちろん、夜釣りにおける万が一の事態から目を守ってくれる存在でもある。

そんなアウルビューだが、まずはアーツのフレーム「ROUGH(ラフ)」と「BLAZE(ブレイズ)」に搭載してイベント限定販売が始まっている。

アウルビュー BLAIZE RS-105-GR クリアグレー
アウルビュー BLAZE RS-105-BR クリアブラウン
アウルビュー ROUGH RS-101-3 艶ブラック
アウルビュー ROUGH RS-101-4 ブラウンデミ

そこで入手し、すでに使用したアングラーからは感動の声が続々と届いているそうだ。

今後もアーツが出店するイベントなどで販売は行われるようだが、一般販売や釣具メーカーからのコラボなど、「アウルビュー」を求める声が各地からあがっているそうで、今後の展開が本当に楽しみだ。

小嶋さんのワンポイントアドバイス

小嶋「キャスト数は視線移動の回数に比例しますから、その都度目のピント機能が働くわけですから、夜釣りによる目の負担ってかなりのものなんです。アウルビューをかければそれが大幅に軽減されるはずですよ!夜間運転にもオススメなわけですが、もっと早い時間、例えば車のフロントガラスにダッシュボードが反射しなくなってきたらもう『アウルビュー』がその力を発揮してくれるはずです!」

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