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6月1日に開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第5戦『シボレー・デトロイト・スポーツカー・チャレンジ』の決勝で、GTDプロクラスのトップを争っていたベン・バーニコート(バッサー・サリバン/14号車レクサスRC F GT3)は、ニッキー・キャツバーグがドライブする4号車シボレー・コルベットZ06 GT3.R(コルベット・レーシング・バイ・プラット・ミラー・モータースポーツ)に「壁に追い込まれた」と語った。
ふたりのドライバーはクラス首位と2番手を走っていたが、レース時間が残り45分となったところでターン3で接触。このアクシデントによりキャツバーグの4号車コルベットはスピン、2番手につけていた14号車レクサスはノーズにダメージを負い、2台とも優勝の可能性を失うこととなった。
この直後、バーニコートはローリン・ハインリッヒとセバスチャン・プリオールのペアがドライブする77号車ポルシェ911 GT3 R(AOレーシング)に順位を奪われ、最後まで逆転は叶わずクラス2位に終わっている。
IMSAのレースコントロールは、ストレートエンドで発生した当該アクシデントを検証した後、それ以上の判断を下さなかった。
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「4号車のコルベットが、ターン3でとても早めのブレーキングをしたんだ」とバーニコートはSportscar365に語った。
「ギャップが縮まったため、僕はオーバーテイクを狙った。僕がターン3のイン側に入ってから彼は早すぎるブレーキングに気付き、僕をブロックしようとして寄せてきた。結果、僕がウォールに突っ込むことになった」
「明らかに彼がぶつかってきて順位を下げてしまったが、そこから(立ち直って)レースを終えることができたのはラッキーだったね」
「マシンのダメージは大きかったが、それでも良いペースを見せ、2番手をキープすることができた。バッサー・サリバンのみんなにはクルマがボロボロになってしまったことを申し訳なく思っている」
一方のキャツバーグは、100分間のレースをスタートからリードするパフォーマンスを見せた4号車コルベットについて「結果以上に価値がある」と考えていた。
GTDプロクラスのポールポジションを獲得したアントニオ・ガルシア駆る姉妹車3号車シボレー・コルベットZ06 GT3.Rはオープニングラップにオルタネーターのトラブルでピットイン。予選2番手からレースを開始した4号車コルベットを駆るトミー・ミルナーにトップを譲ることとなった。
「僕の場合、14号車があのような走りをすることは分かっていたはずだし、それを予測するべきだったと思う」とキャツバーグは語った。
「タイヤの空気圧の問題も避けられたはずだ」
「僕たちにはもっと価値があったと思う。速いマシンを持っていたんだ。(GMの)ホームレースで素晴らしい結果を残すに値したと思う」
「残念ながら、今日はうまくいかなかったけれど、周りの人たちや物事のせいにするのは、決して助けにならない」
「鏡を見て、次はもっと良くなるように努力すればいいんだ」
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