外国語指導助手がストーカー疑い、別居中妻の自宅や職場で待ち伏せ 岐阜・揖斐署逮捕

職員の逮捕を受け、謝罪する服部和也教育長(右)ら=3日午後6時32分、山県市役所

 岐阜県警揖斐署は3日、ストーカー規制法違反の疑いで、山県市内の学校で外国語指導助手(ALT)として勤務する米国籍の男(49)=岐阜市=を逮捕した。

 逮捕容疑は3月31日~6月2日、複数回にわたって別居中の50代妻の自宅に押しかけたり、妻の職場で待ち伏せたりするストーカー行為をした疑い。

 署によると、妻から警察に相談があり、4月20日までに口頭や文書で警告していた。警察が妻宅の周辺を警戒していたところ、今月2日に付近を徘徊(はいかい)している男を発見した。

 山県市によると、男は2011年に会計年度任用職員として採用され、市内の小中学校で英語を教える。勤務態度は明るく、これまで問題はなかったという。

 市教育委員会はこの日、市役所で記者会見を開き、服部和也教育長が「(逮捕は)本当に残念。子どもたちや市民の皆さまに多大なるご迷惑やご心配をおかけしており、深くおわび申し上げる」と謝罪した。

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