リバプールが遠藤航のライバル獲得濃厚か 英指摘「スターMFと契約する計画が現在進行中」

リバプールの遠藤航【写真:ロイター】

スロット新監督の下で再スタートへ

イングランド1部リバプールはアルネ・スロット新監督の下での再スタートに向け、今夏の補強を見据えているという。そのなかで、日本代表MF遠藤航もいる守備的MFを最優先に強化することを決めたようだ。英メディア「Football Insider」が伝えている。

リバプールは昨夏にイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョら中盤のベテラン選手を一挙に放出し、その代わりに遠藤やアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフを獲得して中盤の顔ぶれを一新した。

開幕直後はマック・アリスターが守備的MFとして起用されてきたが、、シーズン中盤戦以降は遠藤が中盤の底で起用され、マック・アリスターを一列前に上げることが可能になった。遠藤の存在によって中盤の守備が安定すると同時にマック・アリスターがより攻撃的に振る舞えるようになったことが好調を支える重要なファクターとなっていた。

移籍金1600万ポンド(約32億円)で加入した遠藤は事前の予想を覆す活躍で大きく評価を高めたが、31歳という年齢もあり、このポジションの長期的なオプションではないという見方が多い。

英メディア「Football Insider」は、「レッズは夏の移籍市場で守備的MFの獲得を計画」と取り上げている。

「レッズは中盤の核を強化することを最優先事項にしたと見られる。新たにフットボール・ダイレクターの座に就いたリチャード・ヒューズ氏は、先週末から仕事をスタートさせた。クラブの首脳陣は遠藤を一時的な補強と考えており、新たなスターMFと契約する計画が現在進行中であると語っている」

中盤の補強が実現すれば、遠藤は新シーズンも激しいポジション争いのなかで戦うことになりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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