ロマンス詐欺事件か、新潟村上市の男性700万円被害 外国人の女とSNSでやりとり、暗号資産による投資勧められる

 スマートフォンのアプリを通じてメッセージをやりとりしていた女に暗号資産の投資名目で約700万円をだまし取られたとして、新潟県村上市の40代男性が6月3日までに、村上署に被害を届け出た。村上署は交流サイト(SNS)を使ったロマンス詐欺事件とみて調べている。

 村上署によると2023年2月ごろ、男性はチャットアプリで外国人の女とやりとりを始めた。SNSで連絡を重ねると女から暗号資産による投資を勧められ、男性は約700万円を暗号資産に変え、23年2〜6月に十数回にわたり女に送金した。

 女から利益が出たことを知らされ、現金化しようとすると「数百万円の手数料が必要」と言われ、不審に思って弁護士に相談し、被害に気づいた。

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