窓リフォーム需要の存在大きく価格改定の浸透などで増益へ

__新築着工減など厳しい状況が続くなか、断熱改修リフォームが需要を後押しし、開口部関連の市場が好調だ。
原材料高騰などへの対応が3社の業績に表れている。__

2023年度は、22年度に引き続き、建築費の高騰や新築住宅市場の低迷など、住宅産業界にとって厳しい一年となった。欧米におけるインフレや円安の進行によって、原材料費の高騰が続くなかで、物流の2024年問題への対策も迫られた。一方で、建材業界では、21~22年度にかけて行われた価格改定の効果が業績に現れ始め、各社が販売量拡大に向けての取り組みを本格化する。また、サッシに関しては、23年度の補正予算案で組み込まれた先進的窓リノベ事業が大きな盛り上がりを見せた。

2024年通期決算(連結)

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