雲間から二重の虹 幻想的な雰囲気に 3日、群馬・前橋市などで雷雨

 群馬県内は3日、気圧の谷や上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となり、前橋市などで雷を伴う、強い雨が降った。同市古市町の上毛新聞社では午後6時ごろ、東の空に二重の虹が架かった=写真。暗い雲間から光が差し込み、幻想的な雰囲気を演出していた。

 強い雨と共に、ひょうとみられるものも降った。同市大胡町の「灯螂舎(とうろうしゃ)」店主の大沢栞那さん(28)は「直径2~3センチのひょうが30分ほど降った。屋根に穴が開きそうな音がした」と驚いていた。前橋地方気象台によると、前橋では午後5時50分までの1時間降水量が23ミリを観測。同市は災害警戒本部を立ち上げ、7カ所で自主避難所を開設した。

 4日は全域で晴れるが、昼過ぎから雷雨や雨となる所がある見込み。予想最高気温は前橋27度、みなかみ23度。

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