14人の“全米組”が帰国参戦 五輪代表、全英切符、リランキング争いに注目

全米女子から帰国して即参戦。岩井千怜が連覇に挑戦する(撮影/和田慎太郎)

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープン 事前情報◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6526yd(パー72)

日米通算24勝の宮里藍プロの冠がついて6回目の第33回大会が6日(木)に開幕する。1990年の第1回から4日間72ホール競技で開催されてきたトーナメント。昨年は、前年までの大会コースレコード・通算17アンダーを上位3人が更新するバーディ合戦の末、岩井千怜が通算23アンダーで山下美夢有、申ジエ(韓国)に5打差をつけて通算4勝目を手にした。

今年は2年ぶりに「全米女子オープン」の翌週開催となったため、前週「ヨネックスレディス」で不在だったメルセデスランキング(MR)上位勢の竹田麗央、小祝さくら、山下、岩井千ら日本勢13人と申ジエ(韓国)の計14人が帰国即参戦。全米では竹田、小祝が9位、山下が12位、岩井千が19位など存在感を見せた。その熱気を持ち帰ってくる。

今大会は見どころが多い。8月「パリ五輪」代表争いは24日時点(全米女子プロ、アース・モンダミンカップまで)の世界ランキングに基づく五輪ランキングで確定するため、本大会を含めて残り3戦。笹生優花、畑岡奈紗、古江彩佳ら米ツアー組と代表枠を争う山下らのプレーに注目だ。

また、今季メジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」の出場権が「本大会上位2人」及び「本大会終了時のMR上位3人」(いずれも有資格者を除く)に与えられる。

ノーシード選手には、翌週「ニチレイレディス」終了後の第1回リランキング(ツアー出場優先順位の再編)に向けた正念場。各選手が様々な思惑を胸にプレーする。

4日に予選ラウンドの組み合わせが発表され、岩井千は竹田&アマのキム・ミンソル(韓国)、前週覇者の新垣比菜は小祝&アマ肥後莉音、山下は岩井明愛&アマ中村心とプレーする。

<主な出場予定選手>
竹田麗央、岩井千怜、小祝さくら、山下美夢有、鈴木愛、佐久間朱莉、岩井明愛、天本ハルカ、新垣比菜、河本結、高橋彩華、桑木志帆、藤田さいき、尾関彩美悠、仁井優花、神谷そら、櫻井心那、木村彩子、申ジエ、臼井麗香、横峯さくら、宮里美香、上田桃子、原英莉花

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