赤澤遼太郎×高橋健介が激論!「帰ってきて部屋着に着替えない人は許せる?許せない?」

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映画『アキはハルとごはんを食べたい 2杯目!』がいよいよ公開を迎える。

高校卒業後、一軒家を借りて仲良くルームシェアをしていた秋吉純太(アキ)と藤城春継(ハル)。料理担当のアキがつくるおいしい手料理の数々を、片付け担当のハルが平らげる。そんな穏やかで優しい日常が、この先もずっと続くと信じていた…。

しかし、卒業を控え、二人にも人生の転機が。就職の決まったアキの大阪勤務が決定。二人の同居生活がついに終わりを迎えることになる。はたしてこのまま二人は離れ離れとなるのか…?

アキ役の赤澤遼太郎とハル役の高橋健介が本作きっての名場面の思い出を告白。さらに話は広がり、二人の食の好みや生活観まで赤裸々トーク! アキとハルに負けないゼロ距離なやりとりをたっぷりお楽しみあれ。

「キスせんのかい!」ってツッコミそうになった

――前作同様の温かくて柔らかな雰囲気は残しつつ、アキとハルの関係に新たな進展もあって、とても楽しい映画になっていました。

赤澤 今回、とあるロマンチックなシーンがあるんです。あのシーンは、なんならもうキスするんじゃないかという思いでした(笑)。実際、出来上がったのを観ても「キスせんのかい!」ってツッコミそうになったくらいいいシーンで、すごく幸せでしたね。

高橋 そのシーン、僕は普通に臨んだつもりでしたけど、太郎(赤澤)的には結構大事なシーンで。太郎が悩みながら一生懸命取り組んでいる姿を見て、僕も途中で気持ちが変わりましたね。

赤澤 映像あるあるじゃないですけど、カット割りの関係で、先に健介くんの表情から撮ったんですね。で、自分が映ってないのに止められなくなって感情を使い切っちゃって、いざ自分の表情を撮るときにもうエネルギーが切れちゃったんですよ。

高橋 それで、なかなかうまくいかなくて、結構もがいていてね。そういう姿が逆に僕から見ると愛しく思えたというか。

赤澤 監督が1回リフレッシュしようかと休憩をくださって。全然大丈夫だから、ちょっと歩いておいでと声をかけてくれたんです。そしたら、健介くんが散歩に付き合ってくれて。二人で縁側で話したり、まったりした時間を過ごすうちに、僕の気持ちもほぐれて。あそこのシーンは、あのリフレッシュの時間があったから撮れた絵だなと思った。健介くんに助けられました。

高橋 あそこで見捨てるほうが難しいでしょ? あの状況で「お前なんでできねえんだよ!」と言うやつがいたら、そっちの方が珍しいと思う(笑)。

赤澤 確かにね(笑)。

高橋 でも本当に太郎が一生懸命で、すごく素敵でした。いい時間だったな。

©たじまこと/竹書房・「アキハル2杯目!」製作委員会
©たじまこと/竹書房・「アキハル2杯目!」製作委員会

――普段の関係性的に、どちらがリードするとかあるんですか。

高橋 特にどっちとかはないかなあ。ずっと普通に二人でやっていたんで。

赤澤 自然と空気感で決まるよね。たとえばコメント動画を撮るときだったら僕から行きますとか、言わずに伝わるところは結構あって。今、午後4時なんですけど、健介くんが疲れてるから、僕が喋ろうかなみたいな(笑)。

高橋 そうね。なんならこの後の取材は太郎に全任せしたい(笑)。

赤澤 そういうことじゃない(笑)。頑張って頑張って!

――性格的にはあんまり似てない印象があります。

高橋 性格は似てないですね。

赤澤 似てないと思います。健介くんは台詞もすぐ覚えちゃうから。撮影中も次のシーンはここですって言ったら、「あ、OK」って軽く台本を読んで、それでもう全部セリフが入っている。え〜、嘘やんってなりました(笑)。

高橋 プロなので(と、ドヤ顔)。

赤澤 だる(笑)! 今の顔、画像つきで載せてほしい!

来夢を帝劇に連れて行ったら、来夢が先に帝劇に立ってた

――アキとハルはゼロ距離ですが、二人は人との距離感は近いほうですか。

高橋 太郎のほうが近いんじゃないかな。僕も近いですけど。

赤澤 近いほうだと思います。誰に対しても、すぐ行けるし。でもガツガツ行くわけでもないかな。健介くんは結構行くよね。

高橋 たとえば初めて共演した人と、今度ご飯行きましょうってなったら、必ず僕から1回はアポをとる。で、1回誘ってダメだったら僕の中で任務完了するんですよ。そういう何気ない誘いを社交辞令にしないところはあるかな。それを別に自分でガツガツだと思ったことはないですけど、世間から見るとガツガツと言うのかもしれない。

赤澤 アポって…。言い方がクライアントみたい(笑)。

高橋 たとえば、去年、歌舞伎俳優の中村莟玉さんのラジオに出させてもらって、すごく盛り上がったんで飯行きましょうということになって、最近ご飯に行ってきました。

赤澤 すごい。そういうの素敵です。どこで?

高橋 銀座。やっぱり歌舞伎の街なんで、向こうが詳しくて。

赤澤 何食べたんですか。

高橋 焼肉。

赤澤 うわ〜! いいな〜!

――ちなみにお二人の距離感を数値で表現すると?

高橋 僕はゼロ距離だと思っていたんですけど、太郎的にはちょっと違うみたいです。

赤澤 いや、まあそうですね…。健介くんがすごい僕に対してアポをとってくれるんですけど。

高橋 僕からのLINEはものすごくあるんです。

赤澤 誕生日もおめでとうってくれるし。でも、僕は一切健介くんに送ったことがなくて。

高橋 怖い怖い。ホラーだよ。『リング』より怖い。

赤澤 僕もゼロ距離だと思いたいですけど、結果を見る限り50くらいです(笑)。作品が終わったら、あんまり絡まない。

高橋 プライベートで会う役者はいるの? 小南(光司)くらい?

赤澤 小南光司、稲垣成弥、吉高志音。あとは声優の佐藤元とか。

――そこに高橋くんは入らなかった、と。

赤澤 入らなかったですね…。

高橋 僕はアポとってるんですけどね。

赤澤 本当に申し訳ないです!

©たじまこと/竹書房・「アキハル2杯目!」製作委員会

ビーフシチューの初手はパンじゃね?

――劇中、すき焼きにジャガイモを入れるエピソードがありましたが、お二人は入れますか。

赤澤 入れないです。

高橋 入ってなかったと思うな。うち、年に1回、大体お正月の時期にすき焼きをやるんですけど、母が三重の出身で、ちょっと甘いんですよ。

赤澤 そうなんだ。うちは関東風っていうのかな。スタンダードスタイルですね。

――じゃあお二人の食の好みを聞いていきます。この食の組み合わせはアリかナシか、直感でお答えください。酢豚にパイナップル。

赤澤 僕は好きです。普通に乗せます。

高橋 食事というのはつくってくれた方へのリスペクトなんで、1回は食べます。

――焼きそばに紅生姜。

高橋 全然アリです。

赤澤 あったら乗せます。

――唐揚げにレモン。

高橋 かけます。

赤澤 かけますね。

――ポテトサラダにりんご。

高橋 それはまあまあ。

赤澤 え。入れない。

――生ハムにメロン。

赤澤 おいしいですね。

高橋 『ONE PIECE』のルフィであったよね。そのイメージです。

――酢の物にみかん。

高橋 …ん? 酢の物にみかん…?

赤澤 え〜??

――一部の地域で、給食などで出てくるそうです。

高橋 知らないです。やるとか、やらないとかじゃなくて、その組み合わせを知らない

赤澤 僕も馴染みがないです。今もどういうものかイメージできてない(笑)。

――では逆に絶対無理なのは?

高橋 無理ではないんですけど、この前、僕、黒羽(麻璃央)さんと初めて喧嘩しまして。というのも、ホットミールでビーフシチューが出たんですけど、ご飯があったんですね。でも、高橋家ではビーフシチューにご飯という選択肢はなくて、まずフランスパンから出てくるんです。

赤澤 なるほど、バケット。

高橋 だから、ビーフシチューのときは「フランスパン何個食べる?」っていう会話なんですよ。でも黒羽さんは初手で米なんです。思わず「初手はパンじゃね?」という話をしたら、向こうは「いやいや、ご飯でしょ」と言ってきて。思わず現場でいろんな人にアンケートをとったんですけど、ご飯派が多かったんです。でもね、よく考えてください。お店に行ったら、まずパンが出てくるでしょ? ということは世の中的にはパンなんだという話を、かれこれ1時間ぐらいずっとやってました。SNSでアンケートとるかっていうくらい話し込んでた(笑)。

赤澤 まあ、僕もご飯ですけど。

高橋 初手だよ? 後から出てくるならわかるけど。

赤澤 ご飯です。

高橋 …それはもうお前の食べているのはカレーだよ?

赤澤 え、うそ。あれ、カレーなんですか!?

――ちなみに赤澤さんのNGな組み合わせは?

赤澤 特にないかなあ。結構なんでもいけちゃう感じですね。トマトは嫌いですけど。この映画をやるとトマトをいっぱい食べさせられるんですよ。役でいるときは意外と平気なんですけど、素に戻った瞬間にうわってぶり返してくる。今回も、監督が楽しそうに食べさせるから一生懸命頑張りました(笑)。

バスタオルを友達と一緒に使っても平気です

――本作はアキとハルのほのぼのとした同居生活が見どころです。ここからは、一緒に住んでいる相手にされて許せること、許せないことを聞いていきますね。便座を上げっぱなしにしてるのは?

赤澤 許せない。

高橋 許せない。許せないというか、洋式で立ってするのがあり得ない。

赤澤 僕も座ってしますね。

――扉の開閉音は気になりますか。

高橋 まったく気にならない。

赤澤 僕も平気です。

――食事中にテレビをつける人は?

高橋 大丈夫です。

赤澤 気にならないです。

――お風呂のお湯を1回で張り替えない人は?

赤澤 あ〜(と、悩む)。

高橋 追い焚きがあれば大丈夫です。

赤澤 僕は毎日入れ替える派です。最近変わりました。

高橋 うちは母親が洗濯で使っちゃうんで、次の日の夜まで浴槽にお湯が残ってることがない。その日の夜に入って、次の日の朝にまた同じお湯を使うって感じかな。でも、みんな体を洗ってから湯船に入るスタイルなんで大丈夫です。(※高橋健介さんは実家暮らしです)

赤澤 でも雑菌って鬼増えるらしいですよ。

高橋 言っても、見えないんでね。

赤澤 そうやけど!

――同じバスタオルを次の日も使うのは?

高橋 全然大丈夫。

赤澤 使う人です。

高橋 うちは3兄弟で、姉貴、兄貴、僕ですけど、普通に兄貴と同じバスタオルを使っていました。

――バスタオルを人と共有できるんですね。

高橋 基本的に綺麗な体を拭くものなんで、別に何とも思わないです。

赤澤 僕も使えます。野球部だったから。野球部のジャグジーのコップとか臭いんですよ。そういうのに比べたら、バスタオルくらいは平気です。

高橋 綺麗な体といえど、目の前で股間めっちゃ拭かれた後に渡されたら嫌ですけど、普通に干してるやつなら使えます。

赤澤 僕も寮生活しているときはよく友達から借りてました。部屋にタオル忘れてきちゃったときとか、いいよ、貸すよって感じで。

――食べかけの食器をそのままにしているのは?

高橋 一応、3回に2回はちゃんと自分で台所に持っていきます。3回に1回は気づいたら母親が片してくれていますけど…。

赤澤 仕事が重なったときとか、洗っていない食器がシンクにどんどん積み重なって…みたいなことは僕もあるから、人には何も言えません(笑)。

――飲みかけのペットボトルをそのまま置きっぱなしにしたりとか。

赤澤 それはありますね。

高橋 飲みきれないことが多いんですよね。

――冷蔵庫に入れればいいじゃないですか。

赤澤 そのひと手間が…。

高橋 面倒くさいんだよね。で、それを忘れて代打が来て、飲みかけが4本ぐらい並んだりする(笑)。

赤澤 あるある(笑)。新規加入しちゃうんだよね。

――洗濯物を洗濯ネットに入れずに洗われたら?

赤澤 全然大丈夫です。

高橋 というか、自分でしない身からすると、それに対して文句が言えない(笑)。

――じゃあ、最後に。外から帰ってきて部屋着にすぐ着替えない人は?

高橋 僕は大丈夫です。というか、部屋着という概念がないです。帰ってきても別にそのまんまの格好で、お風呂に入った後に着替える。

赤澤 僕は部屋着の概念がちゃんとあります。だから、帰ってきたらまず着替えますね。

高橋 待って。それ嫌じゃない? 汚い体のまま部屋着に着替えるってことでしょ。

赤澤 まあ、そうなるけど。

高橋 じゃあ、3種類あるってこと? 外用の服、部屋着、パジャマって。

赤澤 ない。2種類。

高橋 え! 汚い体で帰って、汚いまんまで部屋着に着替えて、お風呂に入って、もう1回その部屋着を着るってこと?

赤澤 うん。

高橋 きったねー!!

赤澤 え〜!?

高橋 だって、そういうことでしょ?

赤澤 そういうことですけど、そんな汗ビショビショじゃないし…。

高橋 いやいや。汚れてるよ、外から帰ってくると。

赤澤 だったらお風呂の雑菌のほうがすごいよ?

高橋 それは見えないから。

赤澤 体の汚れも見えてないでしょ?

高橋 見えてる。泥にまみれてる。

赤澤 最悪だ! なんか負けた気分(笑)。

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映画『アキはハルとごはんを食べたい 2杯目!』は6月14日(金)シネマート新宿ほかで2週間限定公開

©たじまこと/竹書房・「アキハル2杯目!」製作委員会

https://klockworx-v.com/akiharumovie2/

STORY
高校の同級生の秋吉純太(アキ)と藤城春継(ハル)は別々の大学に進学するも、静かな住宅街にある一軒家でルームシェアをしていた。大学4年生になり、就職活動に勤しむ二人。写真家の道に進むことを決めたハルは写真スタジオに、アキはインテリア雑貨の会社に内定が決まる。

米山と麦田、あずさ、雪乃を招いた就職祝いの「たこ焼きパイ」パーティで盛り上がったその夜、アキに一通のメールが届く。それは、勤務地が大阪に決まったという知らせだった。一緒に暮らせるのも卒業まで残りわずか。寂しい気持ちとモヤモヤを抱える二人の間には、どこかよそよそしい空気が流れていた。

そんなある日、ハルの姉・立夏が結婚報告をしに会いに来る。結婚の決め手になった話を聞いたアキは、ハルに友情以上の感情を持っていることに気付く。しかしアキは、ハルにはこの感情を打ち明けないことを心に決める。一方、大阪への勤務が決まったと聞いた時から、ハルは心ここにあらずだった。このまま4年間暮らした一軒家を引き払い、穏やかで幸せだった同居生活は終わってしまうのか…。そして、社会人を迎えるアキとハルの行く末は…?

取材・文/横川良明、撮影/友野雄、
ヘアメイク/SUGA NAKATA(GLEAM)、スタイリング/小野魁人
衣装協力/
赤澤遼太郎さん
ジャケット/57200円/Ohal(オーハル) /JOYEUX(ジョワイユ)
シャツ/30800円/SOL(ソル)/JOYEUX(ジョワイユ)
パンツ/23100円/MAISON SPECIAL
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高橋健介さん
カーディガン/39600円/ANEI/JOYEUX(ジョワイユ)
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