“マンションでの接待会食” 職員8人も参加 汚職事件検証する専門部会

“マンションでの接待会食” 職員8人も参加

 千葉県職員贈収賄事件に関連し、有罪判決の職員2人が接待を受けていた、建設会社の元社長のマンションで、8人の職員が会食に参加していたことが新たにわかりました。
 千葉県は倫理条例に抵触するケースか、確認する方針です。

 これは6月3日、県庁で行われた県土整備部の不祥事を検証する会議の総務専門部会で明らかになりました。

 県などによりますと、調査は過去5年間に県土整備部と企業局に在籍していた職員、約2000人を対象に実施され、その結果、8人が元社長のマンションでの会食に参加したことがあったということです。

 このうち、3人は県のOBから誘いを受けて参加し代金を払いましたが、別の5人は有罪判決を受けた職員2人のいずれかから誘われ、「支払わなくて良い」と言われたことから、代金を支払っていないということです。

 県は8人について、倫理条例に抵触するか確認する方針です。

 こうした結果を踏まえ専門部会の委員からは、「支払わなくて良い」と言われた場合などの対応を示す必要性が指摘されたほか、利害関係者と飲食する場合の届け出や働きかけを記録する制度について意見が交わされました。

 また、判決をうけて桐ヶ谷敬三 部会長は、次のように述べました。

総務専門部会 桐ヶ谷敬三 部会長
「大変遺憾なことであるし、事実関係を洗い直したうえで、再発防止に向けてより良い実効性のある制度を構築していきたい」

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