「キンメダイ」は50円アップ 天候不順の影響で旬の魚の価格が上がる

テレビ愛知

名古屋市中区・大須にある魚安商店の担当者に、キンメダイとアジの価格について話を聞きました。

●キンメダイ 100グラム
今週480円(前週比+50円)

千葉県産のキンメダイです。基本的に、年間を通して水揚げされて流通しています。旬の時期は年に2回。産地によって異なりますが、一般的には12月頃から2月頃の冬と、5月頃から7月頃の産卵前のシーズンです。どちらも脂の乗りが良く、おいしく食べられます。2024年は気候変動が激しく価格も変動しています。

――前週よりも50円高くなりましたね。

魚安商店 担当者:
「先週末から雨が多くなったので、水揚げが少なくなりました。この先は天候が落ち着けば、400円ほどになるのではないでしょうか」

●アジ・どんちっち 1匹
今週700円(前週比±0円)

島根県産のブランドアジ「どんちっち」。4月頃から9月頃には島根県西部沖の漁場で漁獲され、浜田漁港に水揚げされたマアジの中で、重さ50グラム、脂質量10%以上の物のみを熟練された選別人が「どんちっちアジ」としています。

アジは産卵前の5月から8月にかけて最もおいしくなります。この頃に獲れるアジは質が高く、脂が乗っていてうまみが詰まっているのが特徴です。旬の時期は「トロにも匹敵する」といわれています。

――例年と比べて価格はいかがですか?

魚安商店 担当者:
「高いと思います。今後、200円ほど下がると予想しています」

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