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AMDは台北市で開催中の Computex 2024で、新しい世代となるZen 5アーキテクチャーを採用したノートPC用CPU製品「Ryzen AI 300」シリーズを発表しました。7月より出荷を開始します。
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コードネーム「Strix Point」として開発されてきたRyzen AI 300シリーズは、当初100番台とされていたナンバリングを発表直前に300番台に変更し、今回は上位モデル「Ryzen AI 9 HX 370」と「Ryzen AI 9 365」の2つを発表しました。
Zen 5アーキテクチャーで構築したCPUとRDNA 3.5(Radeon 890M)およびRDNA 3+ (Radeon 880M)GPU、XDNA 2 ニューラルプロセッシングユニット(NPU)を採用します。
前世代の製品に比べ最大クロック速度は変わりありませんが、コア数が最大8コアから12コアに増加しています。NPUの性能は50TOPSで、40TOP以上を条件とするマイクロソフトの「Copilot+ PC」要件をクリアしています。
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ゲーマーたちにとって気になるGPU性能は、グラフィック演算ユニットの数が以前の最大ユニット数だった12CUから新しい最上位モデルRyzen AI 9 HXで16CUに増加。
Ryzen AI 9 365でも12CUを搭載します。なおこれらの演算ユニットは前世代のRDNA 3からRDNA 3.5 / RDNA 3+に進化しており、RDNA 3.5ではレイトレーシング機能の性能が大きく向上します。
AMDはRyzen AI 9 HX 370の性能をインテルのCore Ultra 9 185Hと比較して、Cinebench レンダリングで47%、ビデオ エンコーディングでは40%高速だと述べています。統合GPUでのゲーミング性能はゲームの種類によって28%~47%高いパフォーマンスを示すと主張しています。
ちなみに、AMDの発表の翌日には、早速ASUSはRyzen AI 300シリーズを搭載するノートPCを8モデル発表しています。
同じくComputexがインテルが発表した Lunar Lake こと次世代Core Ultraプロセッサについてはこちら。AI処理性能はNPUで48TOPS、システム全体で120TOPSをうたいます。
インテル、次世代Core UltraプロセッサLunar Lake詳細発表。計120TOPS AI PC性能でCopilot+ PC対応、CPU・GPUも刷新
編集部より:テクノエッジでは、PCプロセッサのテクノロジーに詳しいテクニカルジャーナリスト西川善司氏を講師にお招きしたオンラインイベント「AI時代の自作PCワークショップ」第三回を6月14日に開催予定です。
次回のテーマは「GPUどれを選ぶか問題」。当日は西川氏に直接QAもできる貴重な機会となっています。ぜひ参加をご検討ください。
GPUはNVIDIA一択でいいの? 自作PC用GPUどれを選ぶか問題。西川善司さん講師の「AI時代の自作PCワークショップ」第3回を6月14日に実施します | テクノエッジ TechnoEdge
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