部活動や社会人スポーツの試合・練習の映像 AIカメラで自動配信 石垣市が6月にも試験導入

スポーツDXに関する包括連携協定を締結した中山義隆石垣市長(中央)とNTT西日本沖縄支店長の古江健太郎氏(右)、NTTSportictの中村正敏社長=5月23日、同市役所

 【石垣】石垣市が市内の運動施設にAIカメラを設置し、部活動や社会人など地域スポーツの試合・練習の映像を自動配信する仕組みを試験導入する。早ければ6月の開始を想定しており、市とNTT西日本、NTTSportictの3者が5月23日、市役所でスポーツDXに関する包括連携協定を結んだ。

 NTT側が市内のサッカーコートや体育館にAIカメラを設置。撮影から編集、配信まで自動で行う。利用者は試合や練習の様子をリアルタイムで観戦したり、アーカイブに残したりして振り返りに生かせる。年内は試用期間とし、出てきた課題を精査して来年以降の本格運用につなげる方針。

 中山義隆市長は「島の子どもたちの競技レベルが上がり、地域スポーツが地域社会全体を活性化させてくれると思う」と期待を寄せた。(八重山支局・矢野悠希)

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