初夏の味覚「房州びわ」 皇室献上品を選ぶ選果式 今回で108回目

初夏の味覚「房州びわ」 皇室献上品を選ぶ選果式 今回で108回目

 南房総の初夏の味覚、「房州びわ」の皇室献上品を選ぶ選果式が6月4日、千葉県南房総市で行われました。

 南房総地域を中心に栽培される「房州びわ」は果実が大きく美しいのが特徴で、1909年から皇室に献上されています。

 2024年の皇室献上品を決める選果式には、南房総市と館山市、鋸南町にある8つの枇杷組合がそれぞれ選りすぐりのビワを持ち込みました。

 審査では、研究者や県の職員など8人の審査員が果実の大きさや色つや、粒ぞろいの良さなどを念入りに見ていきました。

 そして、審査の結果、「岩井枇杷組合」が出品した「田中」という品種が、2年連続で天皇陛下への献上品に決まりました。

 千葉県は、長崎県に次ぐ全国2位のビワの産出額を誇っていて、2024年は3月ごろの気温が高く、雨も多かったため、果実が大きいものが多いということです。

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