41歳のGKぺぺ・レイナ、2度目のビジャレアル退団が決定「思い出が多すぎるよ。きっと僕たちの道はまた交わる」

ビジャレアルのGKぺぺ・レイナが自身の公式Xを更新し、今シーズン限りでのクラブ退団を発表した。また、ビジャレアルも公式SNSにて「あなたの伝説はビジャレアルで永遠に生き続ける」と功績を称えている。

41歳の守護神がイエローサブマリンに2度目の別れを告げた。バルセロナのカンテラーノで、トップチームデビューした後の2002年夏にビジャレアルに加入。すぐさまスタメンの座を確保すると、クラブ在籍3年間で公式戦通算147試合に出場した。その後はリヴァプールやナポリなどで活躍するとともに、スペイン代表として2度のEUROとワールドカップ優勝を経験。“PKストッパー”と称されるほどPKのセーブに強く、所属したクラブ・スペイン代表のピンチを何度も救ってきた。

そして2022年夏、ラツィオからビジャレアルに復帰する。当初は控えゴールキーパーという立場だったが、冬にヘロニモ・ルジが移籍して以降は、正守護神として公式戦32試合でゴールマウスに君臨。ただ今シーズンは、カンテラ出身のフィリップ・ヨルゲンセンの台頭もあり、コパ・デル・レイとヨーロッパリーグがメインとなった同選手の公式戦出場数は『12』にとどまると、2024-25シーズンのチーム構想には含まれていないと報じられていた。

すると3日、ぺぺ・レイナが自身の公式Xを更新。「これまでと、そしてこれからも僕の故郷であるこの場所に別れを告げるのは簡単なことではない」としつつ、惜別のメッセージを送っている。

「たくさんの瞬間と経験…。このクラブで、そして特別な人々と分かち合えた幸運ともいえる思い出が多すぎるよ。これから新しいポイントに立つことになる。でもね、きっと僕たちの道はまた交わるだろう。だって、人生はいつも、幸せだった場所に連れ戻してくれるのだから。また、会おう」

ビジャレアルで過ごした2シーズンによって、イケル・カシージャス氏が保持していたスペイン人選手における欧州大会最多出場記録を更新したぺぺ・レイナ。今年8月に42歳を迎える大ベテランは、この移籍市場でのオファー次第では現役引退も視野に入れているとスペイン紙『マルカ』は指摘するが、新たな冒険はどのようなものになるのだろうか。

【動画】ビジャレアルに2度目の別れを告げたぺぺ・レイナ

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